3日、ミニブログを通じて治療費援助を願い出た白血病患者の女性に、中国の俳優チェン・クン、台湾の女優・伊能静らタレントが救いの手を差し伸べている。写真はチェン・クン。

2012年4月3日、ミニブログを通じて治療費援助を願い出た白血病患者の女性に、中国の俳優チェン・クン(陳坤)、台湾の女優・伊能静(いのう・しずか)らタレントが救いの手を差し伸べている。新浪網が伝えた。

ミニブログで治療費援助を願い出たのは、中国・陝西省西安市に住む28歳の女性。08年、慢性骨髄性白血病と診断され、骨髄移植に成功したものの、今年2月に再発。しかも急性へ転化していた。

前回の手術は、親戚からの金銭援助も得て乗り切ったが、今回は入院費用や手術代などで40万元(約530万円)以上かかる見込み。以前からミニブログで病気について綴り、自ら作詞作曲した歌を発表して1万人近くが試聴するなど話題になっていた彼女だが、今回の治療費用工面について、フォロワーが「一般社会へ援助してくれるよう願い出たら?」とアドバイス。ネットユーザーによる情報拡散で、寄付金がどんどん集まっていた。

女性はミニブログで、治療費用を寄付してくれた人のために、受信した検査の内容やその結果、かかった費用を報告している。これを見た女優の伊能静が、まず5000元(約6万5000円)の寄付を申し出た。さらに、あと4万元(約53万円)足りないことを知った俳優チェン・クンが、その全額を負担すると申し出て来たという。

彼ら人気タレントの援助について、女性は、「まさかこんな有名人まで気にかけてくれると思わなかった。まだ信じられない」と、メディアのインタビューで語っている。(翻訳・編集/Mathilda)

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