Updated: Tokyo  2012/04/05 12:26  |  New York  2012/04/04 23:26  |  London  2012/04/05 04:26
 

中国は追加金融緩和と税制改革の可能性-アルリッチ氏

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  3月7日(ブルームバーグ):中国は賃金上昇や不動産部門の安定化で内需が刺激され、経済が輸出主導型を脱却していくのに伴い「劇的」な税制改革を実施する可能性がある。JPモルガン・チェースの中国グローバル市場部門会長、ジン・アルリッチ氏が予想した。

アルリッチ氏は7日に香港で開かれた会議で、中国の景気が引き続き鈍化するなら利下げが行われる可能性があるとの見方を示す一方、中国不動産市場は「最悪期を過ぎた」と指摘。30を超える都市で不動産税が導入される一方、資源税で地方政府の財政が改善すると述べた。

同氏はまた、中国人民銀行(中央銀行)が主要銀行に適用する預金準備率を昨年12月と2月に続いて年内にあと3回引き下げる可能性があると予測。不動産価格と不動産取引量については、7-12月(下期)に回復し始めると語った。

株式相場に関しては「年内にA株市場でまずまずのリターンが得られるだろうが、弱気相場の市場心理から離れて強気相場の心理に移るにはある程度の時間がかかる」と述べた。  

原題:Ulrich Sees More Easing, Tax Reform as China ReformsEconomy (1) (抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:香港 Kana Nishizawa knishizawa5@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Nick Gentle ngentle2@bloomberg.net

更新日時: 2012/03/07 15:42 JST

 
 
 
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