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2012年4月4日(水) 19:14 |
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春の嵐、農業施設や文化財にも被害
急速に発達した低気圧の影響で、3日、岡山香川でも強い風が吹き荒れました。 この風で1人が死亡し、27人が重軽傷を負ったほか、農業施設や文化財などにも被害が出ました。
岡山市東区の上道地区では、3日午後3時頃、雨よけのビニールのついたぶどう棚約300平方mが倒壊しました。 生産者によりますと、これまで、台風などでもこういった被害はなかったということです。 岡山市北区の吉備津神社では、3日午後2時半ごろ、高さ約30メートルの針葉樹が倒れ、県指定重要文化財の「回廊」の屋根に覆いかぶさるように当たっているのを、神社の職員が発見しました。 回廊は、瓦や垂木などが2m〜3mに渡って破損し一時、立ち入り禁止になりましたが、倒れた木は、けさ撤去されました。 けがをした人はいないということです。 今回の強風で、三豊市で69歳の女性が倒壊した倉庫の下敷きになり死亡したほか、香川県では、17人が頭や手足などにけがをしたということです。 岡山県では、総社市で70歳の女性が顔の骨を折るなどして重傷。 このほか、9人が軽傷を負っています。 建物の損傷は、岡山香川合わせて47件でした。
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