イヤホン(ヘッドフォン)の断線を修理する
イヤホンが壊れた
最近、イヤホンが断線したみたいで音が片方しか聞こえなくなってしまった。結構長く使っている気がするし、それなりにラフに扱っていたのでよく持ってくれた方だと思う。新しいのを買ってもよかったのだけど、今まで普通に使って不満はなかったし、意外と大きな出費になるので修理してみることにした。
幸い、断線した箇所はプラグの根元の部分のようだった。これは、音楽を再生しながら根元をぐにぐにやるとたまに音がしっかりと聞こえるようになるため判断できた。そこで、根元の断線してる箇所を切断してしまって、プラグを交換することにした。
早速、秋葉原に交換用のプラグを買いに行った。どうせ大した値段しないだろうし、500円ぐらいのを奮発してやたらと高級感あふれるやつにしてやろうかと思ってたけど、しょぼそうなのしかなかったのでその中で一番良さそうなやつを買った。その時、店で発見したのは1個あたり20円、80円、100円の3種類で、100円のやつを購入した。
↑ 購入したプラグ。
↑ こんな感じで3つのパーツに分かれている。
作業開始
↑ とりあえず元々のプラグがついてる部分を切断した。
↑ 外側のシールドをむくと、4本の線がある。2本はGNDで赤と緑がそれぞれLとRとなっているっぽい。
ここで、中身の銅線にはコーティングが施されていてこのままだと電気が通らないみたいなので、先っぽだけコーティングを剥がす必要がある。方法としては、ライターでちょっとあぶればいいみたい。ライターで炙ると銅線の地の色が見える。これを買ってきたプラグにハンダ付けするわけだ。
ハンダ付けする場所は実際に音声を流しながら合っているかどうかを確認しながら行えば間違いがないと思う。注意として、ハンダ付けするパーツ以外のカバーなどをあらかじめコードに通しておくということを忘れないように。これを忘れると、せっかくハンダ付けしても最初からやり直すハメになる。
↑ ハンダ付けするとこんな感じ。仕上がりが汚くても諦める。音が聞こえれば良しとする。
このままカバーをして完成でもいいと思うのだが、いまいち強度的に不安で、引っ張たりしたらちぎれそうな気がしたのでグルーガン(ホットボンド?、ホットメルト?)で固めてしまうことにする。
↑ ダイソー製のグルーガン(300円)とグルースティック(12本で100円)
↑ こんな感じで固める。ちょっとはみ出しても、あとからカッターなどで切り取ってしまえば良いのであんまりうまくやろうと気にする必要はない。
↑ 完成したのがこれ!
↑ 元々のプラグと比較するとかなり大きくなった。だがこの程度なら問題はなさそうだし、なによりこれ以上小さくしちゃうとハンダ付けがとても大変になりそうなので、これくらいがベストな大きさなのだろう。
結局、100円のプラグと半田ごて、グルーガン、あとはニッパーとかがあれば割と簡単に修理ができる。新しいのを買うよりだいぶ安く上がったんじゃないだろうか。
必要な工具類
参考リンク
- Top Field:ヘッドホンの断線を直してみた – livedoor Blog(ブログ)
- 断線の修理の仕方(耳かけ式イヤホンATH-EM5の場合) -Object Avenue-
- EX90が復活! ?プラグ付近の断線からの回復修理の工程? – Mattari Diary
- ヘッドフォンの断線修理! – Cafe335 ジャズン・カフェ
コーティングがあり、ライターであぶることを、ここで知り、無事、カナル型イヤホンが復活しました。ありがとうございました。6千円得しました。
お役に立てたようになによりです.
修理に使ったプラグの名前ってわかりますでしょうか?
商品名のようなものはわかりませんが電子部品などを扱っているお店にあると思います.
以下のリンクが参考になれば幸いです.
3.5mmΦステレオ・ミニプラグ: 目的別 秋月電子通商 電子部品 ネット通販
3.5mmΦステレオ・ミニプラグ(金属タイプ): 目的別 秋月電子通商 電子部品 ネット通販