国際原発事故隠蔽で3人告発 韓国、住民は廃炉要求2012.4.4 23:02

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原発事故隠蔽で3人告発 韓国、住民は廃炉要求

2012.4.4 23:02

 韓国南部釜山の古里原発1号機で、2月に全電源が失われる事故が起き、1カ月以上隠蔽された問題で、政府の原子力安全委員会は4日、1号機の運用責任者ら現場幹部3人と、法人としての原発事業者「韓国水力原子力」(韓水原)を、原子力安全法違反などの容疑で検察に告発した。韓国メディアが伝えた。

 一方、地元住民約250人が同日、1号機の廃炉を求め周辺でデモ行進した。同機は1978年に運転を始め、約30年の設計寿命を延長して運転しており、周辺自治体も相次いで廃炉を求める決議を採択している。

 事故は2月9日夜、1号機の外部電源の供給が途絶え、非常用発電機も動かずに全電源が失われる状態が12分間続いた。原子力安全委の調べでは、運用責任者が事故を上層部に報告しないよう部下に指示した。(共同)

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