NHK北九州のニュース　北九州放送局

• 
• 

工場でガス噴出１人死亡

４日午後、北九州市若松区にあるコークスを生産する工場で、パイプラインの定期点検中に突然ガスが吹き出し、飛んできた部品に当たった作業員の男性が死亡しました。
４日午後２時５０分ごろ、北九州市若松区にある「日本コークス工業北九州事業所」で、工場のパイプラインの一部から突然ガスが吹き出しました。
この事故で、重さおよそ５０キロ、直径１メートル１０センチの金属製の部品が吹き飛び、作業をしていたこの工場のメンテナンスを担当している北九州市の会社の作業員、松谷信行さん（４２）にあたりました。
松谷さんは病院に運ばれましたが、頭を強く打っていてまもなく死亡しました。
警察の調べによりますと事故が起きたのはコークスを製造する際に出るガスを再利用する装置のパイプラインで、４日は装置を停止させ、パイプラインからガスを抜いたあと、定期点検を行う予定でした。
松谷さんともう１人の作業員の２人が部品を固定してあるボルトの一部を外したところガスが吹き出し事故が起きたということです。警察はパイプラインにガスが残っていた可能性が高いとみて事故当時の状況について詳しく調べています。
日本コークス工業は東京に本社があり、事故のあった北九州事業所では主に製鉄所向けのコークスの生産などを行っています。

04月04日　18時40分

•