自家用機で気持ちよく大空を飛んだ後は、車に変身させて道路を走り、自宅に着いたら車庫に〝格納〟。そんな夢を乗せた〝空飛ぶ自動車〟が3月23日、ニューヨークのプラッツバーグ国際空港で、初の試験飛行を行った。開発した米「Terrafugia」社によると、飛行時間は8分で 高度は約430mに達したという。
「Transition」と名付けられた〝空飛ぶ自動車〟が使用するのは無鉛ガソリン。4輪で、2つの座席がある。
同社は、試験飛行の成功により来年中の発売へ向け大きく前進したとしている。試作機は4日から始まるニューヨーク国際自動車ショーに展示される予定だ。
販売価格は27万9000ドル(約2400万円)となる見込み。これを高いとみるのか安いとみるのか? 意見の分かれるところではあるが、いずれにしても、車を運転する感覚で空を飛べる時代が、すぐそこまできていることは間違いなさそうだ。
(写真は全て AP)