福島第1原発事故の影響で、屋外での遊びがままならない福島県の親子に楽しんでもらおうと、町田市相原町の大地沢青少年センターで1~3日、市民グループによる「親子で八王子☆体感合宿」があった。町田市が施設を無償で提供し、川俣町と郡山市の8家族22人が参加した。
八王子市で活動する「福島こども支援・八王子」が福島県のイベントで知り合った川俣町の育児サークルの協力を得るなどして実現。メンバー約30人がボランティアで運営した。参加者はセンター近くの草戸山でハイキングやアスレチックなどをして、自然を満喫した。
川俣町の佐々木睦さん(30)は林を駆け回る6歳と4歳の娘2人を見守りながら、「普段は葉っぱや土には触らせない生活なので、何も気にせず遊ばせることができるのはありがたい」と笑顔を見せていた。【藤沢美由紀】
〔都内版〕
毎日新聞 2012年4月4日 地方版
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