[ベルリン 15日 AP] ドイツで人気急上昇中だった耳のないウサギが、テレビのカメラマンに踏まれて死んでしまう事件があった。
踏み殺されてしまったのは、生後わずか17日の赤ちゃんウサギ「ティル」。遺伝子異常で耳がなく、木曜日にザクセン州の小さな動物園が記者会見を開き、ティルを世界に紹介する予定となっていた。しかしその前日、前もって映像を撮っていたカメラマンに踏まれて死亡してしまったという。
悔やみきれない一歩を踏み出してしまったカメラマンは、「ティルが見えなかったのです。自分で埋葬しました」とビルト紙に語った。
また、この動物園の園長は「苦しむ暇も無かったでしょう。“直撃”だったのですから」と話している。