福島原発1-3号機で窒素停止-強風の影響でフィルター詰まる
4月4日(ブルームバーグ):東京電力の松本純一原子力・立地本部長代理は4日夕の会見で、福島第一原子力発電所1-3号機の窒素供給が一時停止したことについて、窒素供給装置(窒素ガス分離装置B)のフィルターに前日の強風で砂塵やごみが入り、詰まったと説明した。
松本氏は、故障警報が発動した午前9時51分から午後0時29分の予備機による再開まで窒素供給が約2時間40分停止したことを明らかにした。
松本氏によると、1-3号機の原子炉格納容器の圧力や水素濃度に大きな変動はなく、モニタリングポストの指示値にも異常は見られなかった。1-3号機の冷温停止状態は維持された。
東電によると、窒素供給装置が停止した場合、水素の可燃限界に至るまでの時間は約30時間程度。
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更新日時: 2012/04/04 18:30 JSTニュース一覧
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