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今後の預金金利、定期預金金利の動向/見通し   

2012年4月更新

今後の預金金利・定期預金金利の見通しについて考えてみます。

1.これまでの金利動向

まずは、これまでの実際の金利動向をチェックしてみましょう。一般に「長期金利」と呼ばれる「10年もの国債」の、最近10年間の金利の推移です。

■長期金利推移グラフ(期間10年)

見事なまでに1.5%前後をウロウロしていることがよくわかります。この10年で長期金利は一度も2%を超えていないんですね!

景気回復に伴う金利上昇を期待したいところですが、今のような経済環境が続く限り数年で金利が上昇することはまずなさそうです。数ヶ月単位の定期預金を継続しながら金利上昇を待つくらいなら、

1年ものや5年もの、あるいはそれより長い期間の定期預金を利用し、確実に相対的に高い金利を確保していった方が良さそう

です。

2.こんな時代にオススメの運用方法は?

それでも迷う場合は、たとえば

・1年もの定期預金を1/3
・5年もの定期預金を1/3
・5年超の定期預金を1/3


に分散して預けるという手もあります。住宅ローンで一般的な

「ミックス金利」の「定期預金版」

ですね。これであれば比較的高い金利を確保しつつ
今後金利が上昇しても対応できます。参考になさってください。
■定期預金版「ミックス金利」

3.足元の金利動向と見通し/2012年4月更新

ここで足元の金利をチェックしてみたいと思います。定期預金の金利と関係の深い、「1年もの」市場金利と、「5年もの」市場金利は以下のような推移になっています。

■1年もの市場金利



■5年もの市場金利



どちらも昨年からの相場の混乱を受けて低水準となっております。最近では株式相場が大きく上昇していますので、金利も少しは反応しているかと思いきや、むしろ更に低下している状況ですね。日銀の追加金融緩和が効いている、ということなのかもしれません。

現状の金利水準は、1年もの金利は0.34%前後、5年ものは0.48%前後という水準ですね。多くの金融機関は、市場からこの金利水準で資金を調達できるということですから、預金集めや事務手続きに手間隙かかる個人の預金金利がこの市場の金利水準を超えることは基本的にはありません

預金金利が高金利かどうかの判断の基準になさってください。

今後の金利動向ですが、上記の通り株価が大きく上昇しているわけですが、これが日本の景気回復を先取りした動きなのかどうか、というのがポイントですね。本当に景気が回復してくるのであれば、さすがに金利も上昇してくるものと思いますが・・・今後の金利の動きには要注意です。

とは言えデフレ経済にある日本では金利が緩やかに上昇することはあっても、いきなり大きく上昇することは考えにくいですね。資産運用も、当面、金利が大きく上昇することはないという前提で考えていく方が現実的なのかもしれませんね。

4.今月の定期預金金利/2012年4月更新

主要な銀行の定期預金金利(300万円以上の場合)は、今月は以下のとおりです。参考になさってください。

・普通預金(含む1週間定期): 0.02%〜0.25%

・1年もの定期預金: 0.02%〜0.35%
・3年もの定期預金: 0.04%〜0.35%
・5年もの定期預金: 0.06%〜0.40%

・3年もの仕組み預金: 0.3%→0.5%
・6年もの仕組み預金: 0.4%→0.8%
・10年もの仕組み預金: 0.8%→1.2%

特に様子見ニーズが高まっている現状では、わずか1週間で0.25%の金利を提供している、東京スター銀行が魅力的そうですね。

詳細は、こちらの定期預金金利比較からご確認ください。 >>>定期預金金利比較(TOPページ)

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