普通預金の利息

普通預金の利息の推移はどうなっているのでしょう。普通預金の利息の推移を調べました。

ネットで調べてみたところ、普通預金の利息の推移に関する資料が出てきました。

http://www.nochuri.co.jp/report/pdf/k0104b.pdf(pdfファイル)

第2図です。見にくければ、拡大してご覧下さい。このグラフの黒点線が普通預金の利息の推移です。2000年度までしか推移のグラフはありませんが、1993年前後で、普通預金の金利はほぼ0%になっています。逆に、1980年前後だと、普通預金の利息金利は4%前後あります。利息額も十分あったと想像できます。

推移を見たところで、普通預金利息金利が上がる兆候は何でしょうか。

現在、政策金利といわれる「無担保コール翌日物金利」の変動を見逃さないことが大事になります。よくニュースでも聞かれる「政策金利上昇」という言葉も、普通金利の利息の推移を見守る上で大事です。

近年、景気によるゼロ金利政策などのため、普通預金利息の金利も低く設定されていましたが、今年、ゼロ金利政策は解除されました。これによって、普通預金利息の推移はまた変化するでしょう。

以上、普通預金利息の推移でした。

普通預金の利息から税金が引かれているということ。これは利息を受け取ったら最初に気になることでしょう。普通預金の通帳に、税引き前・税金・税引き後という記載があるので知っているという方も多いでしょう。

この事実に驚いた方は、一度通帳を見てください。もしくは、「○×銀行 普通預金 利息 税率」というキーワードで、インターネットで検索してみてください。

では、いったい、普通預金の利息には、どのような税がかかっているのでしょうか。

個人名義の普通預金の利息は、税金の率がきちんと決まっています。まず、国税(国への税金)が普通預金の利息全体の15%分、かかります。そして、地方税(地方公共団体への税金)が普通預金の利息全体の5%分、かかります。よって、全体では、国税＋地方税の20%分がかかってくるのです。だから、例えば、普通預金の利息が100円だった場合、20%の20円が税金として引かれます。

なんだか、結構な額を税金として納めているのですね。ちなみに、あまりに普通預金の利息が少なすぎて、1円未満となるときは、税金はかかりません。具体的な数字を言えば、普通預金の利息が5円未満だと、税金がかからないのです。

これらの税金については、法令で定められているので、利息にかかる税率はそうそうは変わらなさそうです。

以上、普通預金の利息にかかる税金についてお話ししました。

普通預金の利息の計算方法をご存じですか。利息の計算方法までは気にしない方もおられるかもしれません。

実は計算方法は簡単で、普通預金の利息率にあたる金利が年0.200%、その銀行に1年間100万円を預けた場合、普通預金の利息の計算方法は以下のようになります。

1,000,000 × 0.002 ＝ 2,000

よって、2000円が利息として返ってきます。

では、その銀行に普通預金を100万円を30日間預けた場合の計算方法は？

この場合は、普通1年は365日ですから、30日を365日で割ればいいのです。

1,000,000 × 0.002 × (30 ÷ 365) ＝ 164.3…

1円未満は切り捨てなので、164円になります。

ところで、普通預金の利息の金利には、こう書いてありませんか。

「金利は変動金利です。」

言い換えれば、情勢により金利は変わります。ですから、預けていた間の最初300日が0.200%、残り65日が0.100%の場合、普通預金の利息の計算方法はこうなります。

1,000,000 × 0.002 × (300 ÷ 365) ＝ 1,643.8…
1,000,000 × 0.001 × ( 65 ÷ 365) ＝ 178.0…

1円未満は切り捨てなので、この場合の普通預金の利息の計算方法では、1,821円になります。

ただし、普通預金の利息には税金がかかります。この計算方法で出る利息額は、税引前の額です。

以上、普通預金の利息の計算方法をお話ししました。

普通預金の利息は投資？と聞かれたら、どう答えますか。普通預金の利息を受け取ることは投資？

まず、投資とはいったいどういうことを指すのでしょうか。

「投資（とうし）とは、主に経済において、将来的に資　本(生産能力)を増加させるために、現在の資本を投じ　る活動を指す（現代において、生産能力の増加しない　商業活動はこれに含まない）。」(Wikipedia＞投資：http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8A%95%E8%B3%87)

この考え方ならば、利息を得るために普通預金にお金を預ける行為は投資とも言えます。

しかし、普通預金と利息について、このように考えることもできます。

「そもそも普通預金とは、銀行にとってはただの仕入れ。預けられた金を運用して、銀行は融資などを行う。その結果、儲けた金の一部を、普通預金の利息として返す。普通預金の利息として返す額は、当然銀行が損しない、必ず儲かる額であるはずだ。だから、銀行は投資をしているかもしれないが、普通預金は投資ではない。」

この考え方を用いれば、普通預金で利息を稼ぐのは、投資と言えません。

さて、どちらがすんなりときましたか。普通預金の利息は、投資かどうか、判断はできましたか。

以上、投資としての普通預金利息についてお話ししました。

普通預金の利息の金利を考えたとき、普通預金の利息が少しでも多く還元されるところに預けたいですよね。「普通預金利息 ○○銀行」と検索すると調べられます。

私はまず、大手の3銀行について普通預金の利息の金利を調べました。

みずほ銀行：http://www.mizuhobank.co.jp/rate/deposit.html
三井住友銀行：http://www.smbc.co.jp/kojin/kinri/yokin.html
三菱東京UFJ銀行：http://www.bk.mufg.jp/cdocs/list_j/kinri/yokin_kinri.htm

すると、いずれも、普通預金の利息の金利は、現在0.200%だとわかります。

では、ネットバンクの普通預金の利息の金利だと？

イーバンク銀行：http://www.ebank.co.jp/kojin/interest/index.html
ジャパンネット銀行：http://www.japannetbank.co.jp/information/interest/deposit.html
ソニー銀行：http://moneykit.net/visitor/rate/index.html

調べてみると、普通預金の利息の金利は、現在0.30〜0.40%の範囲です。ネットバンクは、大手銀行より、普通預金の利息の金利が少し高いようです。

以上、普通預金の利息の金利の比較でした。