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女川、東通原発送電線の電圧低下 冷却ポンプ一時停止
東北電力は4日、女川原発(宮城県女川町、石巻市)1号機と東通原発(青森県東通村)1号機の使用済み燃料プールを冷却するポンプが一時的に停止したと発表した。いずれも大型の低気圧の影響で、原発につながる送電線の電圧が瞬間的に低下したのが原因。両原発ともプールの水温に変化はなく、同社は「安全面に異常はなかった」としている。 東北電によると、女川原発1号機の冷却ポンプは3日午後9時50分ごろ停止し、所員らが設備に異常がないことを確認して約20分後に稼働させた。東通原発では4日午前6時45分ごろに停止し、約40分後に復旧した。 女川原発1〜3号機と東通原発1号機は東日本大震災後、運転停止が続いている。各原発の原子炉建屋にある使用済み燃料プールには震災前に使った核燃料が保管されており、冷却を継続する必要がある。
2012年04月04日水曜日
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