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ロシア 原発事故処理に協力の姿勢
4月4日 0時38分

ロシアの原子力公社の総裁は、3日夜、東京電力福島第一原子力発電所の事故の処理について、「ロシアにはチェルノブイリ原発の事故を処理した経験があり、除染や廃炉で日本を支援する用意がある」と述べ、日本側と協力する姿勢を示しました。

ロシアの原子力公社「ロスアトム」のキリエンコ総裁は、日本とロシアの間で原子力発電の技術協力や核物質の輸出入などを行えるようにする「日ロ原子力協定」の発効手続きのため、3日まで日本を訪れていました。
キリエンコ総裁は、帰国を前に記者団と会見し、福島第一原発の事故について、「日本だけではなく、世界の原子力産業にとっても問題だ」と指摘しました。
そのうえで、「ロシアには、26年前のチェルノブイリ事故を処理した経験があり、除染や廃炉に詳しい専門家がいる。日本側から要請があれば支援する用意がある」と述べ、事故の処理に協力する姿勢を示しました。
さらにキリエンコ総裁は「日本との間で原子力協定が発効すれば、こうした事故処理の協力をしやすくなる」と述べ、来月初めに予定されている協定の発効に期待を示しました。

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