クラブツーリズム TOP > 海外旅行 > 南極旅行(ツアー)特集 > 南極・昭和基地への旅(ツアー) > 南極の見どころ・よくあるご質問
国際地球観測年(1957年)から開始された日本の南極観測の拠点は、南極大陸沖から約4km、岩だらけの東オングル島にある昭和基地です。
私たちにとって馴染みのある「南極物語」のタロとジロの物語の舞台となったところです。
基地には、通信室・医務室・食堂などを備えた管理棟を中心に居住棟、発電棟、研究観測棟などで成り立っており、24時間365日観測が行われています。
現在、53次南極観測隊員が昭和基地で生活しています。
昭和基地から西に約1000kmのところに位置するロシアのノボラザレブスカヤ基地とインドのマイトゥリ基地。今回の南極滞在中、昭和基地はもちろんのこと、合計3箇所の観測基地を訪問します。各国の研究施設を訪ねる貴重な経験です。
短い夏を迎える南極は、ペンギンたちが子育て真っただ中。アデリーペンギンなど可愛らしいペンギンたちの観測をお楽しみいただくこともできます。
この時期の南極は、一日中、日が沈まない白夜の時期。
幻想的な空の色の移り変わりは、シルマッハ・オアシスに5泊6日滞在するからこそ体験できる素晴らしい経験です。
東南極大陸のクィーンモードランドからプリンセス・アストリッド海岸にかけて幅3km、長さ25kmの海抜100mシルマッハ大地に点在する100以上の淡水湖高原をさします。南極大陸の数あるオアシスの中でもいわゆる「極地砂漠」の無氷大地として知られています。
オアシスは南極氷床とフスカヤニブ棚氷の間に位置し、北の端は氷の表面下に海がつながっており海水と淡水の氷床に遭遇することが出来ます。また、南方には標高1500mに達するオフショア氷床と3900mのメンツェル山とウォールサット山が聳えます。
オアシスの岩肌に育つ植物はコケ類や地衣類で限られた数しかありません。また生息する動物は南極海燕、南極ミズナギ鳥、雪ミズナギ鳥、ストームミズナギ鳥、アデリーペンギンで観測するチャンスがあります。
シルマッハ・オアシスの気温は南極大陸の中でも穏やかで、年間平均-10.4℃で夏は摂氏1℃、冬は−22℃となります。今回のツアーでは、夏の時期のご案内となりますので、平均気温は摂氏1℃前後となります。
またオアシスの中には民間のゲストハウスのほかにロシアの「ノボラザレフスカヤ基地」、インドの「マイトリ基地」、が点在します。
ノボラザレフスカヤ氷上滑走路から14kmの場所にあり、無氷で岩の多いエリアに建つログハウスです。すべて木造で温水暖房が完備されているので安心です。部屋は相部屋にてご利用いただくことになります。また、共同のトイレ、シャワーは別棟にあり、希望者はサウナも利用できます。また、専用のダイニング小屋で温かい食事を用意いたします。
シルマッハ・オアシスから昭和基地へはバスラー(BT67)という南極大陸の氷上滑走路を離発着するために改良されたダグラスDC-3型機を使います。大型航空機が離発着することは難しく、また、追加燃料を積載して移動するため14名限定募集でツアーを企画しています。昭和基地までは、片道約12,000kmを約3時間(途中の燃料補給のための着陸を含め)で移動することが可能です。
11月から2月にかけてが南極の短い夏です。今回のツアーでは、気象状況が穏やかになる夏の時期限定で企画しており、5泊6日の予定で滞在いただくシルマッハ・オアシスの平均気温は摂氏1℃前後で過ごしやすい時期です。 しかしながら、南極の気候は変わりやすいという特徴がありますので、防寒対策をしっかりしていただく必要があります。 また、宿泊設備内は、温水暖房を完備していますが、日本のように強弱をつけることができないため重ね着で対応いただくことになります。