大阪発札幌行きの臨時夜行寝台特急「トワイライトエクスプレス」が31日未明、秋田県内の踏切で乗用車と接触したのに気づかないまま、約160キロ先の青森駅まで約2時間40分走行していた、とJR東日本と秋田県警が発表した。けが人はなかった。
JRと県警によると、乗客が車掌に「空気が漏れるような音がする」と訴えたため、青森駅で調べたところ、車両下にある金属製の管が壊れているのが見つかった。車両の揺れを緩和する空気バネに、空気を送るためのものという。同駅で運転を打ち切り、乗客109人は別の2本の特急に乗り換えた。この事故で上りの寝台特急1本が運休した。