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記者会見
(下地幹事長) 「クーデターですね!」「いえ、(残った)議員で総会をやった」 閣議決定に対する、亀井代表と下地幹事長の考えが違う

2012-03-29

平成24年3月29日 下地幹事長 記者会見

 

「クーデターですね!」「いえ、(残った)議員で総会をやった」
閣議決定に対する、亀井代表と下地幹事長の考えが違う

下地幹事長

 

午後11時20分から、党本部会議室において、国民新党の下地幹事長が緊急にぶらさがり記者会見を行いました。

 

代表から「連立離脱」の話を受け、各議員から意見を聞き

下地幹事長:今日ですね、6時45分から国民新党の総会を行いました。その中で、亀井代表から消費税に対する反対の意志表示も聞かせていただき、代表がこれまで消費税に対して厳しい考え方をお持ちだということも、十二分に代表のお熱い思いも聞かせていただきました。そういうふうな中で、代表の方で、今回は連立を離脱したいというようなお話がありまして、それを受けて、各議員一人一人から、今回の連立離脱の代表のお考えに対する議員個人のご意見を聞かせていただくというようなことをやらさせていただきました。

議員は「おやめ頂きたい」と言ったが、代表は官邸に

下地幹事長:そういうふうなことが、様々な意見が出た後に、7時から総理とお会いをして、連立離脱のお考えをお伝えしたいというようなお話がありましたけれども、代表の方に、今回はまだ議員の中で離脱ということに対して最終的な合意が得られていないので、総理のところに行かれて連立離脱ということをおっしゃるのは止めていただけませんでしょうかというようなことを、お願いをいたしましたけれども、「いや、それはもう時間を取ってあるし、自分の気持ちをお伝えする」というようなことで、席を立って出られるというようなことになりましたけども、私どもの方で、今、私どもの国民新党の議員の中では、まだ決まっていないということだけは確かなので、「是非、そのことはおやめ頂きたい」というようなことでありましたけども、官邸に行かれたわけであります。

議員総会を開き、六人が「連立離脱せず、郵政法案を」と

下地幹事長:その後、議員の総会を開きまして、私どもの議員の規約に書いてある議員総会で決めるということに則って、今回の離脱の件に関しては、どういうふうなことで党の議員総会としてまとめるのかというようなお話をさせていただいて、その中で、私、下地幹郎と、自見大臣と、そして浜田参議院議員、森田参議院議員、中島衆議院議員、そして松下忠洋議員の委任状をいただいておりましたので、その皆さんの六人から今回は連立の離脱はしないと、郵政法案をしっかりと、衆議院、参議院で成立させるまでは、連立の中で、しっかりと役割を果たしていくというようなことをやっていこうと、そして前代表の、綿貫代表前代表とも連絡を取り合って、この国民新党というのは、結党の精神が郵政法案を成立させるということであるので、郵政法案の成立を果たすまでは、連立離脱とかということはしないでくれということを、前代表からもお話がありました。

「連立離脱」も「無所属からの政府三役」も承服できない

下地幹事長:それを踏まえ、私どもは、今回は連立をせずに一丁目一番地とずっと言ってきた郵政法案の成立を図っていこうというようなことで、六人の議員は決定をして、そのことを決めたわけであります。官邸に行かれていまして、その決定について代表にお伝えをしなければいけないということもありましたので、ずっと官邸から出てくることを待っておりましたけれども、それで今、代表がお帰りになって、総理と話をして、その自見大臣と松下副大臣と、森田政務官はですね、無所属としてサインをさせるというようなことでありましたけれども、代表と、それは、私ども六人で離脱をしないということを決めているんです。自見大臣も無所属になるというわけにはいかないし、連立を組まない無所属から大臣が出たり、副大臣が出たり、政務官が出るというのは、それは、どうしても私どもは納得できないし、本人たちも無所属になるという合意もしていないし、また先程、六人で連立を離脱しないということも決めたので、この案ではどうしても承服しかねるというようなことをお話して、「代表、この案では無理ですよ」ということを、お話してあります。

自見副代表が、国民新党としてサインすると議員総会で決め・・・

下地幹事長:官邸サイドも無所属でサインするのか、国民新党でサインするのかというようなことを言っておりましたので、自見副代表が明日サイン、大臣がサインをする時には国民新党としてサインしていただくというように、党の議員総会で決めさせていただいたので、そういうふうな位置付けでお願いをしたいということは官房長官にも、樽床代理にも申上げてあります。そのことで、私どもは郵政法案の成立に向けての最後の衆議院、参議院の成立まで役割を果たしていきたい、責任は果たしていきたいというようなことを考えておりまして、ずっと六年間半前に結党以来、ずっと悲願としてきました、この郵政法案が、明日議員立法で提案されていくということでありますから、自見大臣にも森田も政務官にも、しっかり責任を果して政府の中でやっていただきたいというようなことを私どもは考えておりまして、その方向で明日も臨んでいきたいというふうに思っております。

代表に理解いただけないが、あす自見大臣は署名を

下地幹事長:7時半に野田総理と亀井代表とお会いになるというようなことでありますけども、今日も代表にも無所属ということはありえませんと、連立で離脱もありえませんと、郵政法案を通すまでは、国民新党でお願いをしたい。悲願は国民新党という名前で、衆議院も参議院も郵政法案を成立させるというようなことでありますから、解党ということも、連立離脱ということも、私どもはやらないというような気持ちですから、そのことをご理解いただきたいということを、お話をしてあります。まだまだ代表にご理解いただけませんけれども、明日、自見大臣は署名をすることになると思いますけれども、位置付けは国民新党から出ている大臣としての、無所属ではなくて、サインということにしたいと、私どもは確認してその方向でいきたいというふうに思っています。私からの報告はそれだけです。

議員総会で六人の合意を頂き、議員総会の通りにしたい

記者:そうしますと、亀井代表が抜けられてしまうという可能性は。

下地幹事長::そんなことは全く考えておりません。議員総会で決まったのは、離脱はしない、郵政法案を最後まできちっと成立させると、その方向でやるということです。

記者:今の話ですと、亀井代表は、連立は離脱すべきという話を明言していますけども、平行線のままですね。

下地幹事長::平行線のままです。しかし議員総会で六人の方々がその方向で合意をいただいていますから、議員の総会の通り、やりたいと思います。

最終的な着地点は離脱をしない

記者:最終の着地点というのは、どういうところにお考えですか。

下地幹事長::最終的な着地点は離脱をしない。

記者:そう決まって。

下地幹事長::もちろんです。

記者:そういったところに着地できそうですか。

下地幹事長:やりますよ。

分裂するということでありません

記者:亀井代表が総理に対して示したことに対して、下地さんが承服しかねるということをおっしゃって、それに対して亀井代表はどういうふうに。

下地幹事長:代表は、提案をしてきたからそれで行きたいというようなお話でありました。

記者:六人が、下地さんたち六人が、新しい党ということをお考えなのか、亀井静香さんが出るということ。

下地幹事長:そんなことはありません。分裂するということでありませんね。

閣議決定は、消費税議論のスタートという位置付け

記者:ということは、下地さんなんかは、次の選挙では、「消費増税アップ」ということを認識して戦われるわけですね。

下地幹事長:この閣議決定においては、消費税の議論のスタートだというような位置付けを私は前からしておりますから、その論議の中でどういうふうな消費税の話になるのかというのはじっくりと国民の前で議論をしていきたいというふうに思っております。

私ども六人は消費税に反対、今後の議論の中で質疑する

記者:議論をしていくというのに、向こうはもうそのように決めているのに。

下地幹事長:決めてあっても、私どもの六人は消費税に対しては非常に疑問を持っているし、納得もできていないところはあります。これは、これからですね、議論の中でいろいろと今のこの時期やるべきなのかということも含めて、この法案に対して、質疑していくというような形になると思います。

消費税反対の立場で、閣議決定でサインするのは矛盾しない

記者:そうしますと、消費税に納得できない立場で、閣議決定でサインするというのはどうも矛盾があると思いますが。

下地幹事長:矛盾じゃないですね。閣議決定されて法案を審議していく、スタートなので、閣議決定は、私がいつも申上げているように、これから様々な社会保障と税の一体改革の論議をするためのスタートにしたい。自民党でも、閣議決定を出してきて、それから論議をしたいというような声もあるわけですから、そういう位置付けでやっていきたいと思います。

閣議決定で了承し、採決で反対する可能性はあります

記者:つまり閣議決定はよしとするけれども、採決の段階で議論の段階によっては、その反対する可能性という。

下地幹事長:あります。今の段階では、そういうお考えの立場の人は多いんじゃないでしょうか。

自見大臣は明日サインする、位置付けは国民新党の副代表

記者:六人で、議員総会で決められたということですが、明日亀井代表が納得されない場合は。

下地幹事長:納得されない場合はどうするのかと言われても、自見大臣は明日サインしますので、自見大臣の位置付けは国民新党の副代表であり、野田内閣の大臣としてサインしますから離脱をするという中で無所属になってサインをするわけじゃない。

議員総会の決定で、(閣議決定の)サインをすることに

記者:民主党政権サイドからはそういう形でもサインはOKだという反応なんでしょうか。国民新党が分裂しているのをまとめてからということは、樽床さんとかの意見。

下地幹事長:うちは議員総会で決まったことでサインをしていただくということになっていますから。

議員総会は、亀井代表が退けられてから開いた

記者:事実確認ですけども、議員総会というのは、亀井代表が退けられてから開かれたということですか。

下地幹事長:はいそうです。

記者:そして、その場合にはどなた。

下地幹事長:どなたと言っても、今もう名前を申上げました。

(残った)人達の全会一致ということです

記者:委任の取りまとめというのは。

下地幹事長:委任ということでなく、皆さんの意見を聞いて決めたんです。

記者:その人達の全会一致ということですか。

下地幹事長:はいそうです。

「議員総会の決定は党代表の判断より重い」と規約にある

記者:確認ですが、議員総会の決定は党代表である亀井代表の判断よりも重たいものになるでしょうか。

下地幹事長:議員総会の決定は重たいですよ。規約にそう書いてあります。

「クーデターですね!」「いえ、(残った)議員で総会をやった」

記者:そうすると、これはクーデターですね。

下地幹事長:いえ、クーデターというわけではないと思います。議員総会をやりましたから。

「重要案件は議員総会で最終決定する」と規約にある

記者:議員総会を開く時の案件というものは何ですか。その条件は何ですか。

下地幹事長:規約に書いてあるんですけども、重要な案件に関しては議員総会で最終的に決定するというような規約を、お示しをさせていただいて、こう言うのであるので、最終的な判断は議員総会でお願いできませんかということを代表にもお願いをさせていただいた。

代表が了解しなくても議員総会を開ける

記者:その代表は了解したわけですか。

下地幹事長:了解しませんでした。

記者:了解しなくて開けるですか。

下地幹事長:開けますね。九人のうちの六人の方がいましたので。

記者:九人ということは、田中代表も含めて。

下地幹事長:あ、八人ですね。八人のうち六人。

何分の一とかの了解で総会が開かれるという規約はない

記者:それは何分の一とかの了解で開かれるんですか。

下地幹事長:何分の一というのは、規約に書いておりませんでしたけども、八人のうちの六人の方々が話をしてそれでやりました。

記者:それは、何人とか書いてないわけです。全員一致とか。

下地幹事長:書いていませんね。書いていない。

下地幹事長が多数決であるという判断で開いた?

記者:そうすると、それは下地幹事長が多数決であるということの判断で開いたわけですね。

下地幹事長:多数決ではなく、皆さんのご意見を、代表の前でお聞きさせていただいたら、皆さんが今は連立にあって郵政法案を通すまでやっていきたいという声が数多くありましたから、代表にも声がありますよ、党?の声を少し重く受けとめてもらえませんかというお話を、ずっとしてきたわけでありまして、この場所でもですね。しかし、「私が決める」というようなことでありますから、しかしこれだけ八人のうち六人がこういうふうなご意見なんで、そのことをなんとかお願いしますということをずっとお話をしてきたわけであります。だから総理のところに行って、連立離脱するということは今、六人がそういうふうに思っていないので、それだけは是非今は今決めないでくれというようなお願いをずっとしていたのです。

総会を開いて決めたのは亀井代表が公邸に行く前

記者:確認なんですけども、総会を開いて決めるというのは亀井代表が公邸に行く前ですか。

下地幹事長:そうです。

記者:では、その公邸に亀井代表が行った結果が出たわけですね。

下地幹事長:結果が出ました。それは、だから亀井代表のご了解をいただかなければいけないので、公邸から出てくるまで待たせていただいて、先ほどの亀井代表が来たので、こういう感じで決まっていますから是非お願いしますというようなことを、亀井代表にお話をさせていただきました。

亀井代表は(総会を)了解していません

記者:そこで亀井代表は了解したわけですか。

下地幹事長:了解していません。

記者:してませんね。

下地幹事長:していません。亀井代表は先ほどいった提案がきましたので、無所属になるとか、それはもう難しいですよと、自見さんも国民新党でしっかりとやりたいとお考えになっているから、急に無所属になってということにはならないということを、お話をさせていただきました。

閣議決定に対する、亀井代表と下地幹事長の考えが違う

記者:代表は閣議決定にサインをするということは、法律が成立するまで責任を持つという主張をされていますが、下地幹事長の考えはそうではなく、審議に入るということのゴーサインだと。

下地幹事長:そうです。議論のスタートという考え方です。

記者:全く考え方が違うんですか。

下地幹事長:29日の11時半時点では、自見大臣はサインするということは決まったということ。

記者:国民新党からの議員としてサインすることが決まったということですか。

下地幹事長:その通りです。

自見大臣:無所属でサインできない、国民新党でやりたい

記者:そうすると、明日の朝、亀井代表は何の話を進めるということでしょうか。

下地幹事長:今の段階では私どもはわかりません。どうゆう会話になるのか。

記者:官邸との対応は。

下地幹事長:今日、無所属になるということについては自見大臣も「それはできない」と、国民新党の代表としてちゃんとやりたいということは代表にお伝えをしました。

記者:亀井代表は。

下地幹事長:厳しい言葉でありました。

郵政法案が成立したら離脱するかは、皆さんと相談して

記者:郵政法案が成立するまでは連立を維持したいという話でしたけども、成立したら離脱さされるということなんでしょうか。

下地幹事長:そういうことも含めて、これから協議をしてただ最低限としては郵政法案はしっかりと成立をさせてくれというような声があるので、それまではきちっと郵政法案は成立させて、その後の話は、また皆さんと相談しながら決めていくということになっています。

消費税論議は閣議決定でスタートし、特別委員会で論議される 

記者:そうしますと郵政法案が通った後に、また消費税のアップについてはもう一回、話を最初からやると。

下地幹事長:この論議はスタートしていますから、閣議決定でですね。まあ私の見方だと、特別委員会が始まると思いますから、この特別委員会で社会保障と税の一体改革について、様々な論議がスタートすると思います。

代表の「消費税反対」は、他の議員も同じ、審議で明確にする

記者:そうすると、それまでは今まで代表が外でも中でも言っていたことが否定されるわけですか。

下地幹事長:代表が言っている消費税の反対だとか、今代表が早いというようなことについて、ほかの議員も考えていた人たちが多いので、そういうことを審議の中で明確にしていきたいと思っていますよ。代表の考えを。

代表抜きの議員総会の決定が、党の決定という根拠は?

記者:幹事長が代表抜きの議員総会で決定したことが党の決定だとおっしゃる根拠をお聞きしたいんですけども。

下地幹事長:議員総会というものを代表にこれからやりますよというようなことも申上げて、しかしお前らだけでやれと言って出ていかれましたけれども、その後五人の議員、そして松下先生は入院していますから、皆で話し合って、八人のうちの六人がその方向に、過半数は超えているということからしても、その意見というものは重いんじゃないでしょうか。

代表は代表として、党の決定ではないという認識はある

記者:代表は代表として、党の決定ではないというご認識。

下地幹事長:それはあると思います。

記者:ということは党の決定かどうかを巡って意見が一致してないということだと。

下地幹事長:今の段階ではそうだと思います。代表が納得したわけではありません。

分裂とかでなく、話し合いをして

記者:そりゃ、両方の意見があるということは、どちらかが、今後、党の意見として、どちらかの意見が党の意見が党の意見になった時、党の意見に従えない人が出てくるわけで、そういう人が出て行くと。

下地幹事長:出て行くとか出て行かないとか、分裂とかいうことでなくて、いろいろと話し合いをしていかないといけない。調整は明日以降やります。

記者:どういう形で。

下地幹事長:それは代表と会っていろいろとご相談をします。

記者:明日もお会いする約束は。

下地幹事長:自分のところの代表ですから、いつでも電話をして、会いに行くというのは当たり前のことです。

代表が除名する権利はある、代表に言われることは重い

記者:国民新党は、所属議員の除名、除籍する権利があるんでしょうか。

下地幹事長:そういうことはあると思いますよ。ないとは言えません。

記者:そうすると代表が無所属にということを強行するのであれば、除名することもルール上、規約上可能なんでしょうか。

下地幹事長:代表が除名するということ。発することはできると思います。

記者:それに抗うことは言われたら側には。

下地幹事長:それはまた仮定の話だから、今いろいろとお答えすることでもないと思いますけども、しかし代表に言われることは重いですよ。

私たちが除名されても、代表が出ていくことはないと

記者:逆にその代表以外の議員さんの方々が代表を辞めさせるということはできるんですか。

下地幹事長:ありません。そんなことはありません。

記者:制度上ないんですか。

下地幹事長:制度上も、精神的にもそれはありません。私たちが除名されることはあっても、代表が出ていくということはありません。

下地さんは「多数決でなく代表が決めると言った」、ちょっと違和感が

記者:下地さんは党の方針というものは、多数決でなく代表が決めるとおっしゃっていましたが、ちょっと違和感があるんですが。

下地幹事長:違和感というよりも代表に対して私たちは今日の総会でもこういう意見が出ていますよと、八人のうち六人は、こういう声が出ていますよと、これを受けて私は代表が六人の声は重く受け止めて決断をしてくれるというふうに思っているのは当たり前のことだと思います。八人のうち六人の議員がこれで決めてもらいたいと代表にお話しして、過半数でもなければ、六人がと言えば、たいていは代表の決断は私どもの六人の考え方に、ある意味で決めていただけるというふうに思うことが普通のことなんです。そういう決断をしていただくというふうに思っていたから、私はそういう発言をしました。

浜田さんは緊急性のある課題を抱えていないと

記者:三人の政務官が無所属ということ、浜田さんがそこから外れているのは。

下地幹事長:自見大臣と森田政務官は、緊急の今、郵政という問題をやらなければいけない。松下副大臣は、福島という大きな課題を抱えており、浜田さんに関しては緊急性のある課題を抱えていないということを代表はおっしゃっておりました。

小沢グループの政務三役辞任とは全く関係ない

記者:明日閣議決定の際にで、小沢さんのグループの政務三役が辞任するという情報があります。今回、国民新党で連立離脱を幹事長は止めて欲しいということを、代表に求めた背景の中にはそういう小沢さんたちとの一緒でないということを代表に求めたということもあるでしょうか。

下地幹事長:そういうことは全く考えてないんですよ、僕らは。とにかく郵政法案を、六年半前に綿貫代表、亀井代表、亀井久興前の幹事長、長谷川憲正さんという方々が党を作られて、本当に紆余曲折あって政権交代をして、また民主党がなかなか前進をさせないといういろんなことがあって、決めましたけども、亀井代表の決断で改革法案ではなく、民営化法の見直しをやるとか、三党で議員立法をやるとか、亀井代表がお決めになった判断が今に繋がっていまして、今度の法案の内容も前もって全部私どもの案ではないにしても、私どもは考えてきたことと、合致する部分があるということを含めて、この公明党の皆さんが賛成していただいた大きな尽力も亀井代表がやってきたことでありますから、どうしても明日提案される郵政法案を通したいと一つを終わらせたいとそういうふうなことが大きな理由で、小沢さんの問題が、政務三役が離脱するとかいうのは私どものものには全く考え関係ないです。

郵政法案のため連立離脱すべきでない、消費税はこれから真面目に

記者:それでは郵政法案が成立するということはよしとしましょう。それが成立した後ですね、消費税法案に関して要するに連立を離脱するという気は下地幹事長にはないですね。

下地幹事長:いやそういうことじゃなくて、それは、可能性はありますよ。それは、議論の中で、消費税に関して納得ができないことであって、それが前もって結論を出し方がいいというようなことになれば、その可能性はあるかもしれませんけども、現時点では私たちはいま郵政法案を通したいということだけで、今連立は外れるべきではないと考えております。消費税の論議はこれから真面目にやります。

消費税論議をこれからやるというが、代表は結論を出した

記者:これからまじめにやるというけれども、代表は結論を出しているんですね、代表は。消費税にたいして。

下地幹事長:代表は、いつも申上げていますけども、消費税を永久にだめだと言っているわけではないと、よくおっしゃるので、そういうことを代表の考え方を踏まえて、物事を考えていかなければいけないというふうに思っていますし、また私たち今、新党構想とかいろんなことをやらさせていただいておりますけども、今、代表のお考えなっている石原都知事の場合も、消費税について賛成だというようなこと等もありますから、そういうのは今から代表のお考えを聞きながら、またどのタイミングなのかと、どういうふうなものがいいのかというようなことは、これから論議をしていった方がいいと思います。そこは代表と皆一緒の考え方だと思います。

代表は、信念、消費税に対して厳しい考え方を持っている

記者:亀井代表は党内の多くの方の意見を、ある意味無視して、官邸に行ってくるような、という中で官邸に行かれて、されたと思うんですけど、こういった代表の行動について、幹事長はどういう気持ちですか。

下地幹事長:代表は相当に消費税に対して強い思いがあるということは、改めて感じるものであります。

記者:それについての評価。

下地幹事長:それは代表の信念でやられていることでありますから、消費税に対して厳しい考え方を持たれていると。

代表が意見を聞いて一致できるよう頑張る

記者:明日の党の手続きに関してなんですが、総理と亀井代表がお会いになった後に、またここで議員総会や会議を開く考えはありますか。

下地幹事長:ありますよ。何度も代表と話をしていろいろとご理解をいただいて、今ご質問いただいたように違いがありますね。そういうものは代表がご意見をお聞きになりながら、一緒に一致できるように頑張りたいと思っています。

自見大臣の署名に代表は理解し、位置付けが無所属か国民新党か

記者:亀井代表が会った後に戻ってきて皆さんと。

下地幹事長:はい、あの自見大臣が署名をするというのが代表もご理解をいただいて、私どももそうした方がいいということになりましたので、後はその位置付けを無所属なのか国民新党なのかという違いがありますから、そういうことも含めて、今日は時間がありませんから、そういうことも含めて代表とゆっくりとご指導いただきたいと思います。

記者:そうすると消費税の閣議決定は明日中をずらすということは。

下地幹事長:いや、8時20分と聞いてますよ。

 
 
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