独太陽電池のQセルズ、法的整理を申請へ

2012年 04月 3日 09:29 JST
 
check

[フランクフルト 2日 ロイター] ドイツの太陽電池メーカー、Qセルズ(QCEG.DE: 株価, 企業情報, レポート)は2日、法的整理を申請する方針を明らかにした。一時は脚光を浴びた太陽光関連機器業界は、価格下落や過剰生産能力、政府による補助金削減による打撃を受けており、最近もソロン(SOOG.DE: 株価, 企業情報, レポート)、ソーラー・ミレニアム(S2MG.DE: 株価, 企業情報, レポート)、ソーラーハイブリッド(SHLG.DE: 株価, 企業情報, レポート)など、ドイツや米国のライバル企業の破綻が相次いでいる。

Qセルズは「金融リストラクチャリングに向けた代替策を懸命に探ってきたが、取締役会は、法的に十分な企業存続能力が回復できないとの結論に達した」との声明を発表し、事業継続に向け管財人と協議したいとの考えを示した。

Qセルズは2005年に株式を上場し、世界最大の太陽電池メーカーとなったが、2009年にはアジア勢による低価格攻勢を受けて業界トップの座から陥落。価格下落圧力や業界の過剰供給に苦しんできた。

同社株は2007年のピーク時に約84ユーロまで上昇したが、過去1年間に93%下落。2日には約40%下落し、わずか0.126ユーロに落ち込んだ。

写真

「増資しない選択肢」も

オリンパス次期社長の笹氏はロイターのインタビューで、他社との資本提携について、5月中にも結論を出す方針を示した。
  記事の全文 | 特集ページ 

写真
フェイスブックを活かせるか

フェイスブックのユーザー数は約8億4500万人。中国、インドに続く「世界3位の大国」となる。フェイスブックが有力メディアとして優位性を発揮する時代はもうそこまで来ている気がする。  ブログ 

特別リポート

写真
ソニー「ゲーム」の結末は

空前の4年連続最終赤字で輝きを失った「SONY」ブランド。再生の道はあるのか、平井新社長の手腕が試される。
  記事の全文 

最新ニュースのほか、ブログやコラム、スライドショーなどの最新情報をお届け