上杉隆の東京脱力メールマガジン 殿堂 まぐポイント

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【著者紹介】 上杉隆

元ジャーナリスト(無所属/内閣総理大臣非公認): 1968年福岡県生まれ、東京都育ち、のち放浪。ホテル、テレビ、衆議院議員事務所、米紙東京支局等を経て、2002年よりジャーナリストとして活動。同年「第8回雑誌ジャーナリズム賞企画賞」受賞後、「4D政策」。2003年、全日本パブリックゴルフ選手権予選落ち、北朝鮮入国、イラクは失敗。2004年、入院@パリ&東京、リハビリ@山梨&軽井沢。2005年より「Stoic & Luxury」を標榜し、本ブログを開始。「東京脱力新聞」「週刊東京脱力」「東京脱力新聞2.0」を経て、2009年「Stoic & Luxury」の新境地へ。

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Vol.115
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          上杉隆の東京脱力メールマガジン          

       『 ニュースの深層 ジャーナリズムの冬眠 』       

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「ニュースの深層」(朝日ニュースター)の最後の出演が終わった。

2006年からの6年間、ニュースキャスターとして多くのゲストをスタジオに迎
えることができたのはジャーナリストとして極めて幸せだった。チャンスを与
えて続けてくれた岡崎哲也報道制作局長(元朝日新聞政治部記者)と朝日ニ
ュースターには改めて感謝したい。

第1回目のゲストは鈴木宗男氏だった。まだバッシングの最中にあり、刑事被
告人としてテレビ出演すら許されなかった時期である。当初から鈴木氏の無罪
を訴えていたのは政治ジャーナリストの藤本順一氏くらい、酷い状況の中にい
た鈴木氏をあえて第1回目のゲストに招いたのだ。

生放送の始まる直前、私に気を遣ってか、「上杉さん、大丈夫かい?」という
何度も尋ねる鈴木氏。彼に向かって私はこう伝えた。

「宗男さん、遠慮せずになんでも話してください。責任は全部こっちが取りま
すから──」

余計なことを言ったかもしれないと思ったのは生放送が始まって直後のことだ
った。鈴木氏は3人の外務省の役人の実名を挙げると、料亭やモスクワでのス
キャンダルを公共の放送で暴露し始めたのだ。

「今夜、名前の挙がった外務省の御三方、反論があれば来週以降、この場を提
供します。スタジオに来て反論なさってください」

こうやって冷汗のうちに終わったはずの初回放送だが、話はそこでは終わらな
かった。翌日には週刊文春から取材が入り、2ページにわたる「外務省スキャ
ンダル」の記事が掲載されたのだった。

初回にして局側(親会社/朝日新聞)に睨まれることになった私だが、逆に決
心がついた。

「まさか、一か月で降板はないだろう。少なくとも3か月か、あるいは6か月の
2クール、それくらいは使い続けなければ、逆に局側のマイナスになるはずだ。
ならば、降板させられるまで徹底して、既存メディアには登場できないような
ゲスト、メディアに出たことのないゲストを呼んで生放送のスタジオで発言し
てもらおう。それで降ろされても本望だ」

こう考えて、実際にその後、忠実にそれを実行し始めたのだ。ただ、まさかそ
れが6か月ではなく6年も続くとは想像だにしなかったが。

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  • 2012/03/31  上杉隆の東京脱力メールマガジン Vol.115『ニュースの深層 ジャーナリズムの冬眠 』
  • 2012/03/28  上杉隆の東京脱力メールマガジン Vol.114『 表層的なあまりに表層的な 捏造批判に応える 』
  • 2012/03/26  上杉隆の東京脱力メールマガジン Vol.113『 ジョージと太郎 俳優たちの「逮捕」 』
  • 2012/03/19  上杉隆の東京脱力メールマガジン Vol.112『 純粋ジャーナリズム批判3 さらば日本のジャーナリスト 』
  • 2012/03/18  上杉隆の東京脱力メールマガジン Vol.111『純粋ジャーナリズム批判2 権力報道 』

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