前田敦子卒業だけじゃない！　サプライズ発表連発でＡＫＢ４８グループが大激震

　２５日に行なわれた「ＡＫＢ４８コンサート　業務連絡。頼むぞ、片山部長！ ｉｎ さいたまスーパーアリーナ」で、前田敦子がＡＫＢ４８から卒業することを発表。そのニュースは、翌日のスポーツ新聞、ワイドショーを駆け抜け、数日経った現在もその反響は収まる様子を見せていない。

　このビッグニュースの陰に隠れてしまったが、今回のコンサートでは今後のＡＫＢ４８グループに大きな影響を与えるかもしれない、いくつものサプライズが発表されていた。

１、第４回ＡＫＢ４８選抜総選挙開催
２７ｔｈシングルの選抜メンバーを決める総選挙が６月６日、日本武道館で開催される。４回目の開催となる今年、投票対象となるメンバーは現時点でＡＫＢ４８、ＳＫＥ４８、ＮＭＢ４８、ＨＫＴ４８の総勢２４３人で、昨年の１５０人から大幅に増加した。それにともなって選ばれるメンバーも４０人から６４人へと増員。今までは選抜メンバーとアンダーガールズの２チームだったのが、上位順に１６人の計４チームが結成されることになる。

また、これまでの選挙で当落選挙上にいたメンバーにもチャンスが広がった。さらに、初めて“４８位”が発表されるということで、ファンの選んだ「ＡＫＢ４８」が明らかになる。

２、メンバーの事務所移籍
もともとＡＫＢ４８はオーディションに合格するとＡＫＳという事務所に所属。そこでパフォーマンスが認められると、プロダクションに移籍するという形をとる。

ゴルフ番組のレギュラーが決まった山内鈴蘭（チーム４）は、スポーツ部門があるホリプロ。ＡＫＢ秋祭りで演歌を披露した中村麻里子（チーム４）は、かつて村田英雄がいた老舗の新栄プロダクションなど、それぞれのメンバーが「自分の夢」へと近づけるような事務所に進んでいく。

３、ＳＫＥ４８松井珠理奈、ＮＭＢ４８渡辺美優紀がＡＫＢ４８と兼務
ＳＫＥ４８の松井珠理奈がＡＫＢ４８のチームＫ、ＮＭＢ４８の渡辺美優紀がＡＫＢ４８のチームＢの、どちらのステージにもあがるというＡＫＢ４８グループ初の試み。野球で例えるなら中日のエース吉見（名古屋のＳＫＥ）、阪神のエース能見（大阪のＮＭＢ）が、巨人の選手（東京のＡＫＢ）としても試合に出るようなもの。

だがエースを奪われたように感じる各グループのファンからの反発も大きく、総合プロデューサー秋元康氏が、「もし、この判断が間違いだったら、僕はＳＫＥ、ＮＭＢのプロデューサーを辞任します。もちろん、ＡＫＢにとっても間違いなら、ＡＫＢのプロデューサーを辞任します」とＧｏｏｇｌｅ＋で発言するなど、まだこの問題は尾を引きそうだ。だがグループのなかでも、特にギラギラとして、向上心も高い２人がＡＫＢ４８に加入することで、各グループにどんな化学反応をもたらすか。楽しみな部分も多い。

４、東京ドームコンサートの発表
ＡＫＢ４８公式ブログのサブタイトルが「ＴＯＫＹＯ ＤＯＭＥへの軌跡」とあるように、東京ドームはＡＫＢ４８の最大の目標であり、その夢がついに実現する。前田敦子の最後の花道となる可能性もあり、現在未定である開催日など、詳細の発表が待たれている。

（文／関根弘康）

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