鍵田忠兵衛氏
元衆院議員で元奈良市長、奈良県議の鍵田忠兵衛(かぎた・ちゅうべえ)さんが16日、心不全のため旅行先の韓国で死去した。54歳だった。通夜は18日午後7時、葬儀は19日午前11時から奈良市佐保台1の3574の4のならやま会館で。喪主は妻美智子さん。
元奈良市長で衆院議員だった父忠三郎氏の秘書などを経て、奈良県議3期目途中の2004年、奈良市長に初当選。亡父から相続で引き継いだ地方税滞納分の未納が発覚して不信任決議が可決され、約10カ月で辞職。出直し選に挑んだが落選した。
05年の総選挙で郵政造反への「刺客」として自民から奈良1区に立候補し、比例復活当選。任期途中に辞職して09年の奈良市長選で返り咲きを狙ったが、民主推薦の新顔だった仲川元庸・現市長に敗れた。今年4月の統一地方選で再び県議に当選した。