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山形市、972人の異動内示 水道事業管理者に長谷川氏

2012年03月24日 08:09
 山形市は23日、2012年度に向けた人事異動を内示した。特別職の上下水道事業管理者に長谷川博一総務部長が就任。後任の総務部長には荒井徹企画調整部長を起用した。異動規模は前年に比べ41人少ない972人。発令は4月1日。

 部長級では長谷川氏以外で5人が退職。上下水道事業管理者は、前職の滝井潤氏が昨年12月に副市長に就任して以来、空席となっていた。経験豊富な長谷川氏を充て、企業会計の健全経営の維持、重点事項である水道管の耐震管への更新などを推進する。

 市長部局の筆頭部長に位置付けられる総務部長には企画調整部長を2年務めた荒井氏を登用。後任の企画調整部長は斎藤順治教育部長で、初年度となる第2期経営計画の着実な推進を図る。健康福祉部から改組される福祉推進部の部長には部長級の栗原啓市長寿福祉推進監が就く。斎藤伸二郎済生館副館長は第一診療部学生臨床実習センター室長と第二診療部脳卒中センター室長を兼務する。

 次長級から部長級への昇任は5人。会計管理者に大場隆志総務課長、消防長に武田弘太郎消防本部総務課長、教育部長に江川隆教育委員会管理課長、市民生活部付部長相当職(県後期高齢者医療広域連合派遣)に須藤正博広報課長。玉田芳和財政課長は現職との兼務で部長相当職の財政部参事に昇格した。

 昇任者は全体で314人、部長級以外の管理職では次長級が30人、課長級が47人。女性の管理職は42人となり、管理職に占める割合は17.9%(前年17.8%)となった。

 組織改編では、健康福祉部を廃止、高齢者福祉や障害者福祉、生活保護の福祉部門を所管する福祉推進部を新設し福祉の充実を図る。さらに防災安全課を廃止、防災対策業務に特化した防災対策課を新設する。健康福祉部の健康課、防災安全課内の交通安全係はともに市民生活部に移管する。第69回国体冬季大会の開催に向け、教育委員会スポーツ保健課内に冬季国体室を新設する。

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