心臓の病気のため入院していた沖縄県宜野湾市の安里猛(あさと・たけし)市長(59)が26日までに辞職する意思を固めた。市幹部によると、面会した際に「進退について検討する時期に来ている」と話したという。関係者らが近く対応を協議する。
安里市長は胸の痛みを訴えて7月に入院した。9月に手術を受け、リハビリを受けながら1月末まで療養する予定だった。10月末には「1日も早く復帰できるよう、(来年)3月定例議会に向けては、皆さまと共に取り組みが出来るよう努力してまいりたいと思います」と市のホームページで復帰の意欲を語っていた。
安里市長は市助役を経て、2010年の市長選で、市内にある米軍普天間飛行場の「県内移設反対」を主張して、初当選した。