【北陸発】せせらぎと味の競演 山中温泉鶴仙渓 「川床」始まる
石川県加賀市山中温泉の景勝地・鶴仙渓(かくせんけい)で二日、自然の中でくつろぐ「川床(かわどこ)」の営業が始まった。 山中温泉観光協会が大聖寺川に架かる「あやとりはし」近くの河原などに六基、計三十六席を設けた。これまで茶菓子の提供しかなかったが、今年から地元の旅館や飲食店が川床弁当(十二種類)の販売を開始。川床に持ち込んで食べることができる。加賀市出身の料理人道場六三郎さん監修の甘味とお茶も味わえる。 名古屋市瑞穂区から家族四人で訪れた会社員広沢義徳さん(38)は「自然の中にある川床の趣はとてもいいですね」と春のうららかさの中、清流の流れを楽しんでいた。 営業は十月末までの午前九時半〜午後四時。雨天や増水の場合は中止する。川床弁当は各旅館(宿泊客のみ)や飲食店に予約が必要。問い合わせは山中温泉観光協会=電0761(78)0330=へ。 (服部展和) PR情報
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