ニュース詳細
首相 “原発再開は安全性最優先”4月2日 12時14分
K10041405811_1204021221_1204021233
野田総理大臣は、参議院予算委員会の集中審議で、福井県にある関西電力大飯原子力発電所の運転再開について、「安全性のチェックが最優先だ」と述べ、電力の需給面ではなく、あくまで安全性を重視して判断する考えを示しました。
この中で野田総理大臣は、福井県にある大飯原子力発電所の運転再開について、「ストレステストを原子力安全・保安院と原子力安全委員会が、それぞれチェックしたあとに、地元の理解などを得られているかどうか、関係閣僚で総合的に政治判断する。安全性のチェックを最優先に判断していきたい」と述べ、電力の需給面ではなく、あくまで安全性を重視して判断する考えを示しました。
また、枝野経済産業大臣は「専門家による検討が済んだ状況だが、今の段階で私自身がその内容に納得したわけではなく、鋭意、読み込みたい」と述べ、国の原子力安全委員会がまとめた見解を詳細に分析したうえで検討を行う考えを示しました。
さらに枝野大臣は、大型連休前後にもまとめる予定の夏の電力不足対策について、「電気事業法に基づいて、電力会社が電力を隠していたら罰則をかける。第三者の専門家から検証を受ける機会を設けて、見逃している供給力がないかどうかを詳細に検討させたい」と述べ、電力の供給力をより正確に把握するため、今月中に法律に基づいて電力会社から供給力に関する報告を求めたうえで、第三者の専門家によるチェックを行う方針を明らかにしました。
[関連ニュース]
[関連リンク] |
|