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大飯原発 運転再開巡り閣僚会議へ
4月3日 6時15分

大飯原発 運転再開巡り閣僚会議へ
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福井県にある関西電力大飯原子力発電所の運転再開を巡り、野田政権は、3日、初めて関係閣僚会議を開きます。
野田総理大臣は、安全性を最重視して判断する考えを示しており、3日を含めて複数回会議を開き、慎重に対応を協議する方針です。

国の原子力安全委員会は、先月、全国の原発で初めて、関西電力大飯原発の3号機と4号機で運転再開の判断の前提となる「ストレステスト」の評価を終え、「福島第一原発の事故を踏まえて実施された緊急安全対策などの効果が示されたことは、1つの重要なステップだ」などと一定の評価をする見解をまとめました。
これを受けて野田総理大臣は、大飯原発の運転再開を巡り、3日、初めて藤村官房長官、枝野経済産業大臣、細野原発事故担当大臣の3人の関係閣僚と会議を開くことにしています。
これに関連して野田総理大臣は、2日の参議院予算委員会で「ストレステストを原子力安全・保安院と原子力安全委員会がそれぞれチェックしたあとに、地元の理解などを得られているかどうか関係閣僚で総合的に政治判断する。安全性のチェックを最優先に判断していきたい」と述べ、あくまで安全性を重視して判断する考えを示しました。
また枝野経済産業大臣は、福井県だけでなく、隣接する京都府や滋賀県の理解を得る必要があるという認識を示しました。
野田総理大臣は、3日を含めて複数回関係閣僚会議を開くことしています。
そして、ストレステストの結果や、周辺の活断層が連動した場合でも耐震性には影響はないとする原子力安全・保安院がまとめた見解などを基に、大飯原発の安全性について、地元も含めて国民の理解が得られるかどうか慎重に見極めることにしています。

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