1章では「神」について、2章では「神が造られた摂理」について見てきました。神は人間に“自由意志”という特別な権限を付与されました。人間は宇宙の万物の中で唯一、自由意志を持つ別格の存在として創造されました。神は人間に、自由意志を用いてどこまでも霊的成長の道を歩ませるという計画を立てられたのです。霊的存在として造られた人間にとって「霊的成長」は、地上だけでなく、霊界での生活における究極の目的となっています。まさに人間は、永遠の霊性進化の道を歩む宿命を持った霊的存在なのです。神が人間を生み出されたのは、霊的成長をさせるためです。私たち人間が今、地上人生を送っているのも、すべて霊的成長のためなのです。
人間の霊的成長は、複数の摂理の支配のもとでなされるようになっています。摂理に合った生き方をすれば霊的成長が達成され、そうでないなら霊的成長は達成されません。このように人間にとって最も重要な霊的成長は、すべて摂理との関係の中で進行していくことになります。
ここではそうした「霊的成長」に関係する、さまざまな摂理について見ていきます。地球人類の霊的成長を決定する「神の摂理」は9つあります。本章では霊的成長に関する摂理を取り上げると同時に、地球人類が今後、永遠の時間の流れの中でどのような道をたどるようになるのかについても見ていくことにします。
ここでの内容は次のようになっています。