霊界通信によって高級霊から送られてきた霊的知識は膨大な量にのぼるため、その知識を正しく理解するには順序立てて整理する必要があります。当サイトではそうした目的にそって、スピリチュアリズムの霊的知識を3通りの方向で整理・体系化し、スピリチュアリズムの思想[Ⅰ][Ⅱ][Ⅲ]として紹介しています。
スピリチュアリズムの思想[Ⅰ]では、人間の霊的成長という最も重要な内容を中心軸として、霊的知識を整理・体系化しています。スピリチュアリズムの思想[Ⅱ]では、私たち人間を取り巻く3つの世界(神・霊界・地上世界)に焦点を絞って、霊的知識の整理・体系化を図っています。スピリチュアリズムの思想[Ⅲ]では、霊的成長を促す人間の生き方・スピリチュアリズムの信仰実践を中心軸として、それに関連する霊的知識を整理・体系化しています。
ここでは、2つ目のスピリチュアリズムの思想[Ⅱ]について見ていきます。
ここではスピリチュアリズムによってもたらされた霊的知識の中から、人間を取り巻く3つの世界(神・霊界・地上世界)に関係するテーマを取り出し整理しています。その内容は、従来の思想や宗教において求められてきた「神観(第一原因世界観・実在論)」「摂理観」「霊的世界観」「霊的生命論」「地上世界実相論」といったものになります。このスピリチュアリズムの思想[Ⅱ]は相当な分量になっているため、あらかじめ全体の構成を説明します。
1章では、古来より人類の抱いてきた思想上の第一のテーマ、宇宙・万物の始原である「神」について取り上げます。神とはどのような存在なのか、神の真実の姿とはどのようなものなのかを明らかにします。2章では、「神の造られた摂理(法則)」について取り上げます。人間をはじめ霊界・宇宙の全存在は、神の摂理によって支配されています。その摂理について見ていきます。3章では、神の摂理の中で「人間の霊的成長に関連する摂理」を取り上げます。人間の霊的成長は、神の摂理の支配と影響力のもとで達成されることが明瞭になります。4章では、無数にある神の摂理の中から「愛に関連する摂理」について見ていきます。神が造ろうとされたのは愛の世界です。真実の愛の世界、すなわち霊的同胞世界は、愛の摂理(法則)のもとで確立されます。以上1章〜4章までが、神に関する箇所となります。
5章と6章では、私たち人間の死後の住処である霊的世界と、そこに存在する生命体について見ていきます。人間にとって本来の世界である霊界は、暗くて重苦しい地上世界に対して明るい理想的な世界となっています。その霊界とはどのような世界なのか、そこにはいかなる生命体が住んでいるのか、そしてそれらが地上人とどのような関わりを持っているのかを明らかにします。
7章では、私たちが現在住んでいる地球について見ていきます。特に地球上の不幸・悲劇を中心に取り上げ、明るい霊界と比べ、暗黒の世界・悲劇の世界となっている地球の現状を浮き彫りにします。なぜ地球人類は苦しみと悲劇の中に住むようになっているのかを明らかにし、そうした地球人類を救うために興された霊界主導の救済計画についても言及します。