最終更新: 2012/04/03 18:15

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世界フィギュア選手権・男子 高橋大輔が2位、羽生結弦は3位、小塚崇彦は11位

世界フィギュアスケート選手権は31日、男子フリーが行われ、高橋大輔選手(26)が銀メダル、羽生結弦選手(17)が銅メダルを獲得した。
ショートプログラム13位と出遅れ、第2グループに登場した小塚崇彦選手(23)は、冒頭の4回転トーループが2回転になる痛いミス。
しかし、2度目の4回転では、前回大会銀メダルの意地を見せ、何とか着氷した。
ショートとフリーで、プログラムに4回転を3度入れる大きな挑戦をした小塚選手のシーズンは、悔しさと課題の残る結果に終わった。
小塚選手は「1回目ミスをしたので、緊張したんですけれど、思い切っていけと思って。悔しい大会になりました」と話した。
そして、表彰台へ7位から巻き返しを狙う初出場の羽生選手。
羽生選手は、ショートプログラムで成功した4回転ジャンプを、フリーでも完璧に決めて見せた。
その後のジャンプは全て着氷するが、途中でまさかの転倒。
それでも、そのミスを引きずらず、後半、気持ちのこもった滑りで観客を魅了した。
滑り終えた瞬間、大きくガッツポーズをした羽生選手は、こらえきれず涙をこぼした。
自己ベストを大きく上回り、この時点でトップに浮上、メダル獲得へ大きく近づいた。
逆転で世界王者の座を狙う高橋選手、そのために重要なポイントになる最初の4回転ジャンプ。
今シーズン、初めてフリーでの4回転に成功し勢いに乗ると、ことごとくジャンプを成功させ、得意のステップでもフランスの観客を魅了した。
高橋選手は、プレッシャーのかかる場面で最高の演技を見せた。
シーズンベストをたたき出し、この時点で暫定トップとなり、メダルを確定させた。
このあと滑ったミハル・ブレジナ選手の得点が伸びず、高橋選手、羽生選手の2人の表彰台が確定した。
メダルの色は、ショートプログラム1位、パトリック・チャン選手(21)の演技次第となった。
ショートプログラムではバランスを崩した4回転も、単独、そしてコンビネーションでも成功させた。
途中、転倒するなど、盤石の演技とはいえないまでも、世界王者の貫禄を十分見せつけたチャン選手。
シーズンベストには及ばないものの、高橋選手の得点を上回り、連覇を達成した。
今シーズン、最後まで無敗で締めくくった。
日本人トップは2位の高橋選手、初出場の羽生選手も銅メダルと、2人の表彰台は日本男子では史上初の快挙となった。
高橋選手は「優勝じゃなかったのは悔しいんですけれど、自分の演技っていうものがシーズン最後にできたので、それが良かったな思うし、4回転も成功できたので。また、この悔しい気持ちはばねにして、次につなげていきたいなと思います」と話した。
羽生選手は「本当に信じられないっていうような感情でしたし、また、パトリック・チャン選手や高橋選手と同じ台に立ってるっていうのが、自信になるなというふうに思いました。来年からは追いかけられる立場になると思うんですけど、まだ追う壁があるので、そこを目指してしっかり頑張っていきたいなと思います」と話した。

(04/01 00:08)

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