最終更新: 2012/04/03 18:13

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世界フィギュア選手権・女子 鈴木明子が3位、村上 佳菜子は5位、浅田真央は6位

世界フィギュアスケート選手権で、女子フリープログラムが行われた。
最終グループのトップで登場したショートプログラム1位のアレーナ・レオノワ選手(21)は、緊張からか序盤のジャンプでバランスを崩してしまった。
それでも、4度目の挑戦にして初めて視界にとらえた世界の頂点。
このチャンスを逃すまいと、気迫のこもった演技を見せた。
こん身の演技で思わず感情を爆発させたレオノワ選手は、シーズンベストをたたき出し、トップの座を守った。
そして、会場の興奮が冷めやらぬ中、浅田真央選手(21)が登場した。
2年ぶりの女王復帰へ、運命のフリー。
ショートプログラムに続き、代名詞のトリプルアクセルを失敗し、ここから徐々に歯車が狂い始めた。
立て続けにジャンプが抜けるミス。
悪い流れを断ち切ることができないまま、演技の後半へ。
スピンやステップで最高難度のレベル4を獲得したものの、シーズンベストを大きく下回り、この時点で3位とメダルが難しい状況となった。
浅田選手は「全く自分の力を出し切ることができなかったので、今はすごくがっかりしています。すごくいい状態でこちら(フランス)に来ることができたが、こっち(フランス)に入ってから、あまりいい状態ではなくなってしまったので、こういう演技になったと思っています」と話した。
続いて、ショートプログラムで2位につけた村上 佳菜子選手(17)。
中盤、悲願の表彰台へ向けコンビネーションジャンプを成功させたが、後半、その重圧が17歳に襲いかかった。
「いい演技ができるか緊張で足が震えた」という村上選手。
この時点で3位としたが、笑顔は消えた。
村上選手は「アクセルが、コンビネーションも単発も両方シングルになってしまったので、それがちょっと悔しいです。昨シーズンよりは、少しだけ悔しさを挽回できたと思います」と話した。
しかし本心は、課題のフリーで得点を伸ばせず、悔し涙にくれた村上選手。
実力を出し切れない日本勢に対し、イタリアのカロリーナ・コストナー選手(25)が素晴らしい演技を見せた。
次々にジャンプを成功させると、さらにステップでも観客を魅了した。
これまで、どうしても表彰台の真ん中に手が届かなかったヨーロッパチャンピオンが、10度目の挑戦で夢をたぐり寄せた。
そして、日本男子も見守る中、登場したのは鈴木明子選手(27)。
6歳で始めたスケート。
20年以上にわたるひたむきな努力が大舞台で見事花開き、この時点で3位につけた。
そして、最終滑走のクセニヤ・マカロワ選手(19)が9位となった瞬間、日本選手最年長のメダリストが誕生した。
2人3脚で歩んできた長久保 裕コーチ(65)へ、涙の恩返しとなった。
鈴木選手は「パーフェクトな演技をしたうえで、メダリストになりたかったと少し悔しいが、メダルが取れたことはすごくうれしいです。昨年、世界フィギュアに来られなくて、すごく悔しいところからのシーズンスタートとなって、その悔しい気持ちが、今シーズン、自分の中の起爆剤となって、練習を頑張れるようになったので、その成果が出てよかったと思います」と話した。
自ら「27歳になって最初のプレゼント」と語った世界フィギュアの銅メダル。
恩師とともに、その喜びをかみしめた。

(04/01 21:45)

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