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- 学生数(平成23年度)
- 主な年間行事
機械システム工学科 平成23年度学科長
千田 有一 教授
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機械システム工学科で自分の将来を拓きましょう
我が国の将来は高度な科学技術を駆使した”ものづくり”にかかっております。
ものづくりの基本は機械工学にありますが、近年ではコンピュータ援用技術を取り入
れた機械システム工学へと変わってきております。
本学科はこのような時代の要請に応えられる高度技術者を世に送り出すことを
使命としております。この第1段階として、入学時にノートパソコンを購入してもらい、
1年次よりコンピュータ導入教育を積極的に進めています。
また、「ものづくり」に対する理解を深めるため、県内製造企業の工場見学も開催
しています。2年次、3年次には、専門基礎科目を重点的に修得するとともに、
コンピュータを援用した機械設計と機械加工技術などを身につけます。
4年次には先端的研究テーマで卒業研究を進めることにより、研究の進め方を会得
するとともに、高いプレゼン能力を身につけることができます。皆さんが入学したならば、
4年後には、国内外で活躍できる立派な機械技術者として成長できることをお約束します。
本学科の卒業生の約半数は大学院に進学しますが、その他の学生は自動車、
産業機械、電気機器、医療機器、食品などの幅広い分野に就職します。
高い専門的基礎学力を身に付け、さらに自然溢れる信州で地球環境の重要性を学んだ
本学科卒業生は、各分野で十分に活躍する場が与えられるでしょう。
目的意識をもち、気力溢れる諸君の入学を教職員一同、お待ちしています。
今日までの日本の工業技術は,高品質の製品を大量にしかも経済的に生産することに成功し,世界に誇る発展を遂げてきました.しかしこれからは,他に真似のできない高度な技術を駆使し,機械・エレクトロニクス・情報通信などの複合的な要素をシステムとして統合した付加価値の高い製品を創り出すことが求められています.そのための基礎から最先端に至る科学技術を支える中心的学問のひとつが機械工学です.
信州大学工学部機械システム工学科はこの機械工学分野の教育と研究を行うことを目的とし,豊かな創造力や高度な研究開発能力の養成を目指したカリキュラムを用意して,基礎から応用までをしっかりと学べる教育プログラムを提供しています.また機械工学の様々な分野にわたって理論・実験・計算などの先進的研究を推進しており,その成果は国内外で高い評価を得ています.
工学部の前身は,第二次大戦下の国家的要請に基づく工業指導者養成を目的として,1943年(昭和18年)長野高等工業学校です.のちに1949年の学制改革により,機械工学科,電気工学科,通信工学科,土木工学科の4学科からなる信州大学工学部として発足しました.その後,通信工学科は電子工学科に改組され,さらに精密工学,工業化学科,合成化学科,情報工学科,建築工学科の学科が新設され,9学科構成にまで発展してきました.1989年にこれらの学科は大学科・大講座制に再編され,9学科から5大学科の構成に改組され,既存の機械工学科と精密工学科を合併して生産システム工学科となりました.1998年4月には,生産システム工学科から環境工学分野を環境機能工学科へ分離し,時代の要請に応じられるより高度で先進的な機械工学の教育と研究を充実・発展させるために,現在の機械システム工学科が誕生しました.
- ○ 機械システム工学科:
- 1年生 86名
- 2年生 80名
- 3年生 103名
- 4年生 95名
- ○ 機械システム工学専攻:
- 大学院修士課程1年生 48名
- 大学院修士課程2年生 53名
- 大学院博士課程1年生 2名
- 大学院博士課程2年生 3名
- 大学院博士課程3年生 2名
- ○ 授業公開:
- 信州大工学部でどのような講義を実施しているのかを高校生など一般の皆さんに知っていただくために,毎年5月か6月頃に1週間程度の期間でいろいろな授業を公開して,見学できるようにしています.
- ○ 年度始めのガイダンス:
- 年度始めには1年次生から4年次生まで各学年ごとに履修や実験実習・演習などの特別授業に関する詳しいガイダンスをそれぞれ実施し,履修計画などについての注意や大切な項目についてアドバイスしています.
- ○ 就職合同説明会:
- 就職シーズンになると,工学部全体の就職希望者に対して,多数企業のリクルータを招いて各学科合同で4年次生,修士2年生のために就職説明会を実施しています.
- ○ 学科内就職ガイダンス:
- 学科の就職委員の教官から4年次生と修士2年生に対して就職ガイダンスが年度始めに1,2回行われ,その年の募集状況,学科内での推薦の手順や方法等について説明されます.もちろん,ガイダンス以外の時も就職委員の教官には気軽に相談することができます.
- ○ インターンシップ説明会:
- 工学部キャンパスで勉強している2〜4年生および修士課程の学生に対して,インターンシップ実施に関する紹介やアドバイスを行っています.インターンシップとは種々の企業で実際にどのようなことをやっているのかなどを実地研修を通じて学ぶ制度のことです.本学科ではインターンシップを専門科目の講義の単位として振り替えることができます.説明会には,インターンシップを実施している複数の企業から講師を招き,実施例や体験談などを説明してもらっています.
- ○ 縦割りコンパ(通称「タテコン」)
- 機械システム工学科を含めた工学部所属の学生は,1年次生の時に松本市の旭キャンパスにおいて様々な学部の仲間達と共に大学生として身につけるべき教養と専門分野の基礎を学びます.2年次生になった段階で長野市の若里キャンパスに来てそれぞれの学科の専門科目について学びます.機械システム工学科では新しく若里キャンパスに来た新2年次生を歓迎して,生協の大食堂を貸し切って,大学院生を含めた全学年の学生と全教官で歓迎コンパ(縦割りコンパ=タテコンと呼んでいます)を実施しています.コンパの前にはソフトボール大会で1日いい汗を流し,コンパでおいしいビールを飲みながら学年を越えて親睦を深めています.
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