いよいよ開催が約2カ月後に迫りました「アニメコンテンツエキスポ2012」。
そんな今、ふと、気持ちを伝えたくなり、昨年発行したアニメガイド内のコラムを少し引用して、ちょっと(かなり?)長めの想いを投下してみます。
願わくば、4月1日(開催最終日)の開催終了後に、みんなと笑顔でいれたら最高ですね。
===========(以下、徒然なるままに書いた想い)===========
この原稿を書いている今日もまさに、アニメコンテンツエキスポ2012(以下ACE)の運営に関する会議がありました。
もう何度目かわからなくなる程の会議数を少しずつ積み重ね、日々、一歩ずつ形作らていくACEという初めてのイベント。
今自分たちが向かっている方向が正しいと信じながら、でも常に足を止めて「これでいいのか?」と自問自答しながら、3歩進んで2歩下がる日々です。
さて、昨年、色々々々々、本当に超色々な事がありましてACE開催の計画がスタートし、今年、ファンの皆様の声援に報いるべくリスタートを決めました。
多くの会社さん・関係者さんのご協力の元、ACE公式サイトにあります通り素晴らしい作品達が揃う予定となっております。
膨大な作品との出逢いが、展示・配布・物販・イベント等、様々な形で嗜好を凝らし、皆様をお待ちしております。
いやしかし、こういうイベントって、ホントお金掛かるんですね(汗)。いつもはホールを借りてのイベントがほぼ全てなので正直ビックリしました。
何もない平地に色々作り上げるのがこんなに大変なんて・・・・・・。
というか、前回と同規模ないし数割増で動員を仮計算しても運営費が数千万円赤字って、ビジネスマンとしてはきっとダメなんでしょうね(笑)。
まぁでも、いいんです。お金じゃないんです。私が言うと嘘臭いかもしれませんが、今回のACE開催の最大の理由は、昨年応援して下さった多くのファンの方々への感謝なのです。
それを形にするのに数千万円の赤字が必要なら、それはきっと未来へ繋がる何かを掴む為に必要な通行証なのだと思います。そう信じています。
でも同時に、ちょっと禅問答っぽいですが、実は開催する事自体に意義はそんなになく、大事なのは「開催して何をするのか」だと思っています。
箱、つまりTAFだろうがACEだろうが何だろうかってあんまり関係がなくて、中身、つまりそこに何があるのかが大事なのであって、それはやっぱりコンテンツや施策やイベントや展示などなど、どんな面白い事があるかが重要なのです。
そうした面白い事を届ける場としてのACEなので、箱を成立させる作業と共に、中身を充実させる事を推し進めねばなりません。というかそっちが超大事です。
そしてそういう意味では、どうか信じて頂けたら嬉しいです。
約2カ月後の幕張メッセには、それは例えば最新の映像であったり、ここでしか買えないものであったり、新作の発表であったり、数々のイベントであったり、これまでの催事には無かったものであったり、そうした様々な新しい出逢いがあります。そういった様々をご用意すべく精一杯日々を過ごしています。
現状、昨年を上回る54社のご参加、総面積220コマ以上のご出展となりまして、その1社1社さんに、1コマ1コマに、新しい何かが待っていると思います。
と、色々書き連ねさせて頂きましたが、最後にもう少しだけ。
笑われるかもしれませんし、もしかしたら不快に思う関係者の方もいるかもしれませんが、私はこのイベントで新しい時代を創りたいと思っています。
きっとここから生まれる何かがあると思っています。
ただ、残念ながらそれは私ごときだけでどうにかなるものではなく、いつも頼ってばかりで申し訳ないのですが、これを読んで下さっている皆様の力をお借りしないと出来ない事です。
いつも思う事なのですが、イベントって関わる全員それぞれに関わり方が違うだけで、結局全員が参加者で、誰が上で誰が下でみたいなものって無いと思うんです。
主催者は企画したり準備したりする係、出演者はステージ上でアクトする係、運営会社さんは全体を滞り無く遂行するする係、ご来場下さる方は参加して楽しむ係、みたいな感じで、その場にいる全員で作るもの、さらに言うとその場にいる全員が一致団結しないと出来ないものなのかなと思っています。
まぁつまり何が言いたいかというと、もしよかったら、一緖に新しい時代を創りませんか? という事です。みんなでなら、きっと何か楽しいものが創れると思うんです。
一生懸命頑張って、自分が、その新しい何かを形作るピースの1つになれたら嬉しいですね。
さて、いよいよ、2月4日(土)からは、ステージイベント観覧抽選応募券付き先行チケットを発売させて頂きます。
果たしてどんな未来が待っているかわかりませんが、願わくば、ご来場賜り、一緖に新しい時代へと向かえたら幸いです。
ACE実行委員会 高橋祐馬(アニプレックス)