エアコン故障中、熱中症で死亡　さいたま、５１歳女性

　浦和署は５日、さいたま市浦和区のアパートに住む無職女性（５１）が、熱中症で死亡したと発表した。同署によると、４日午後１１時半ごろ、同居の妹が帰宅したところ、寝室のベッドの上に女性が意識不明で倒れていた。１１９番通報し、搬送された病院で死亡が確認された。

　同署によると、女性宅のエアコンが１０日ほど前に故障し、その後は扇風機を使っていたという。女性宅の５日午前３時の室温は３６度だったという。

　蕨署も５日、蕨市内の無職女性（７５）が熱中症で死亡したと発表した。同署によると、知人の女性（６９）が同日正午過ぎ、女性宅の雨戸が開いていないことや電話にも出ないことから消防に安否確認を依頼。消防からの要請で駆けつけた蕨署員が、２階のベッドで女性が仰向けに倒れて死亡しているのを見つけた。

　同署によると、部屋にエアコンがあったが動いておらず、扇風機は回っていた。知人が４日午後３時ごろに電話した時は元気だったという。