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2012年4月2日13時18分

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「君が代斉唱の時は手を横に」 橋下市長、発令式で注意

写真:大阪市新規採用職員代表に辞令を交付する橋下徹市長(左)=2日午前10時、大阪市北区の中央公会堂、飯塚晋一撮影拡大大阪市新規採用職員代表に辞令を交付する橋下徹市長(左)=2日午前10時、大阪市北区の中央公会堂、飯塚晋一撮影

 大阪市では橋下市長が初めて迎え入れる新規採用の職員の発令式が市中央公会堂であった。冒頭、市の発令式では初めて君が代を斉唱。橋下氏は「仕事の99.9%は地味だが、0.1%は大阪を、日本を変えることができる。自分の力で大阪を変えるんだ、と思ってほしい」と激励した。「みなさんは国民に対して命令をする立場。だからしっかりルールを守らないと命令なんか誰も聞いてくれない」と服務規律の徹底を求めた。最後に「君が代斉唱の時は手は前に組むのではなく横に置くものです」と注意した。

 参加した北村譲崇(じょうじ)さん(25)は取材に「ほとんどの仕事が地味だと聞いたが、しっかり職責を全うしたい」。萱野(かやの)敏博さん(39)は「大阪市が大きく動こうとしている時。自分の力を発揮する機会だ」と意気込んだ。

 知事や保護者の教育への関与を強める教育2条例が1日に施行された大阪府教委は新規採用の教職員1889人の任命式を開いた。中西正人教育長は「2条例を巡り様々な議論があったが、生徒や保護者らの声を受け止め、努力が求められることを認識してほしい」と訓示。府教委で君が代の起立斉唱をめぐり、職務命令違反や批判が出ていることを踏まえ、「教育公務員である教職員が職務命令に従うのは当たり前。立場を重く受け止めてほしい」と求めた。

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