東京 住宅から一部ミイラ化の遺体4月2日 18時44分
2日午前、東京・小金井市の住宅で、この家に住む高齢の男性とみられる一部がミイラ化した遺体が見つかりました。
男性の娘2人は「父は生きている」などと話しているということで、警視庁は遺体の身元の確認を進めるとともに死亡した状況について調べています。
2日午前10時すぎ、東京・小金井市本町の住宅の2階の和室で、警察官らが一部がミイラ化した遺体を見つけました。
警視庁によりますと、遺体はこの家に住む88歳の男性とみられ、鼻には酸素吸入器のチューブが、また右腕には点滴の器具が装着されていて、体にはガーゼの上からブルーシートがかぶせてあったということです。
これまでの調べによりますと、男性は61歳の長女と58歳の次女の3人暮らしで、先月中旬、小金井市役所から、「1年以上、安否確認ができない」という連絡を受けたということです。
その後、小金井市の職員や警察官が安否を確認しようとしましたが、長女と次女が拒否したため、2日、法律に基づいて市の職員が住宅に立ち入り、警察官も同行したということです。
これまでの調べによりますと、遺体は死亡してからかなりの時間がたっているということです。
事情聴取に対して、長女と次女は「父は生きている」などと話しているということで、警視庁は身元の確認を進めるとともに、遺体を解剖して死因や死亡した状況について調べています。
遺体が見つかった住宅の隣に住む66歳の男性は「10日ぐらい前から小金井市や保健所の職員が来て住宅の中に入れるよう説得する声が聞こえていた。一家は近所づきあいもなく、父親も10年以上見かけていなかったが、高齢なのでどこかの施設に入っているものだと思っていた」と話していました。
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