2日午前10時ごろ、東京都小金井市本町4丁目の医師森口静夫さん(88)宅で、市職員と警視庁小金井署員がミイラ化した男性の遺体を発見した。署は森口さんの遺体とみている。同居する長女(60)と次女(58)は事情聴取に「父は生きている」と話しているという。
署によると、遺体は和室に敷かれたマットに横たわり、ブルーシートがかかっていた。衣類を身につけておらず、体一面にガーゼがはりつけられていた。顔には酸素吸入器がつけられ、右腕に点滴の針が刺さっていた。署は死後数年が経ったとみている。長女は医師の資格があるという。
森口さんは自宅の敷地内で内科などの診療所を開いていたが、5年ほど前に廃業した。年金は受給していなかった。