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貴重な文化財を火災から守れ 千里寺で消防訓練

2012年1月25日

 26日の「文化財防火デー」を前に22日、大阪府吹田市千里山西1丁目の千里寺(武田達城住職)で、同市消防本部と地域の消防団などによる消防訓練が行われた。

本堂に向け一斉放水する消防職員ら

 西消防署千里出張所と消防団千二分団、同寺の関係者など20人が参加。本堂から出火し延焼が拡大しているとの想定で行われた。

 訓練では通報を受けた消防職員らがポンプ車、タンク車の計2台で本堂の北西側の入り口から寺内に入ってホースを伸ばし、西側と東側の二手に分かれ、本堂に向け一斉放水した。

 訓練後、武田住職は「これを機により一層防火意識の向上に努めていきたい」と話し、前田優・西消防署副署長は「いざというとき、地元の地理に詳しい地域の皆さんや消防団の力が頼りになります。今後ともご協力を」とあいさつした。