'12/4/2
呉の広電バス、運行開始
呉市のバス事業を引き継いだ広島電鉄(広島市中区)は1日、呉市内で運行を始めた。車庫の分散化による回送時間の短縮などで経営の効率化を進める一方、今後2年間は旧呉市営バスの17路線を維持する。
JR呉駅前のバス停であった運行開始式典では、小村和年市長が「交通局の全路線を引き受けていただいたことに感謝する」とあいさつ。広電の越智秀信社長は「呉市民の足を守る思いでこの日を迎えた。市民と一緒に歩んでいきたい」と決意を述べた。
広電が使用する車両は、大半が廃止された市交通局からの譲与。この日は旧市営バスに同社のステッカーを貼った車両が目立った。8月ごろをめどに広電カラーの緑に塗り替える。
【写真説明】越智社長(左)に路線継承を表す鍵の模型を手渡す小村市長