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'12/3/30

芸備商船が民事再生法申請


 広島港(広島市南区)と三高港(江田島市沖美町)を結ぶ定期フェリーを運航する芸備商船(広島市南区、峯崎昭輝社長、資本金4千万円)は、29日までに広島地裁に民事再生法の適用を申請した。代理人の弁護士などによると、負債総額は約12億円。

 弁護士と東京商工リサーチ広島支社などによると、同社は1952年の設立。フェリー運航のほか、周南市で旅館を運営していたが、燃料の高騰や利用者の減少で資金繰りが厳しくなった。

 広島港―三高港間の航路は、4月1日から実質的に瀬戸内海汽船(同)の新会社が引き継ぐ。大須港(江田島市江田島町)への寄港はやめる。芸備商船の全従業員16人は新会社が雇用する。




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