犬もかかる熱中症とは?
熱中症とは、
「体温が40度を超え、そのまま下がらない状態になる」病気です。
高温多湿の日本の夏は人間にとっても過ごしづらいですが、
全身を毛に覆われた犬にとってはそれ以上に過ごしづらい季節です。
人間は汗をかくことで体温を調節できますが、
足の裏でしか汗をかけない犬にとって
暑さをしのぐことは思っている以上にとても大変なことなのです。
犬は口を開けてハァハァあえぐことで空気の入れ替えをします。
そして、冷たい空気を吸って体の中の熱くなった空気と交換することで、
血液の温度を冷まし体温を下げます。
しかし、換気が悪く蒸し暑い空気の中ではそれすらもうまく機能できなくなってしまい、
十分に体温を下げることができません。
それが体温を上げる原因となり、
熱中症の始まりになるのです。