求む長期学生ボランティア もりおか復興センターTweet 震災によって盛岡市などに転校した児童生徒への学習支援に取り組んでいる、もりおか復興支援センター(斎藤純センター長)は、長期的な学生ボランティアを募集している。2012年度、転校に伴って学習や環境変化へ不安を抱く児童生徒をマンツーマン形式で支える。「親しみやすい若い世代が寄り添うことで、学習面以外もサポートしたい」と学生の参加を呼び掛けている。 被災者らのためのサロンなどが開かれている同市内丸の同センターの一角で毎週日曜日の午後1時から2時間、児童生徒が黙々と机に向かっている。現在、学習指導のボランティアは9人いる。だが、就職活動や進学準備などで毎回3人程度しか集まらない。 一方、学習支援のニーズは高い。当初は数人だった受講生は10人に。同センターによると、被災で盛岡市近郊に転校した児童は昨年夏の時点で約120人。最近は福島県からの転校も増えている。小規模校から大規模校への転校など、環境変化に戸惑う児童生徒も多いという。 同センターが目指すのは長期的な「寄り添い型指導」。それぞれの児童生徒に同じ学生が指導し、コミュニケーションを大事にしながら継続的に支える。盛岡大4年の阿部章子さんは「関わりの中で、子どもたちの心が和らぐのを感じる。できる限り続けたい」と話す。細田玲副センター長も「今までの物資などから、違う形での支援が必要な段階。支援活動に興味を持っている学生はぜひ協力を」と呼び掛ける。 問い合わせは同センター(019・654・3521)へ。 【写真=もりおか復興支援センターで児童生徒の学習支援の打ち合わせをする学生たち】 (2012/04/02) Ads by Google
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