サムスン電機 アルファナ社(藤枝)買収へ(2012/3/30 08:00)

 韓国サムスングループのサムスン電機は30日、ハードディスク駆動装置(HDD)用モーター製造のアルファナテクノロジー(藤枝市、小竹栄一社長)を買収する。
 アルファナ社はHDD用モーターの世界シェアで1割程度を占めるとされ、デスクトップパソコンに使う3・5型HDD用モーターなどをメーンに手掛けている。
 サムスン電機は株主である企業再生ファンドの日本産業パートナーズなどからアルファナ株の100%を取得する見込み。
 アルファナ社は日本ビクター(現・JVCケンウッド)がモーター事業を分社化し、日本産業パートナーズに譲渡。2008年に設立した。タイに従業員3300人規模の生産子会社を置く。11年3月期の売上高は232億円。
 HDD市場はクラウドコンピューティングの普及などで今後も成長が見込まれる。HDD用モーターは現在、世界シェアのほとんどを日本のメーカーが握っている。トップは日本電産の8割。

サムスン電機が買収するアルファナテクノロジー=藤枝市

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