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企業の機密情報を不正持ち出し、社員を逮捕
工作機械最大手「ヤマザキマザック」(愛知・大口町)の機密情報を不正に持ち出したとして、中国国籍の社員・唐博容疑者(31)が不正競争防止法違反の疑いで逮捕された。警察は、産業スパイの疑いもあるとみて、厳しく追及する方針。
警察の調べによると、唐容疑者は9日、機密情報である工作機械の設計図面データ2つを会社のサーバーコンピューターから自分のハードディスクなどにコピーして不正に持ち出した疑いが持たれている。警察の調べに対し、唐容疑者は「コピーした記憶はない」などと容疑を否認している。
長江昭充副社長は「(コピーしたのは)設計の図面。同業者が見れば内容がよくわかる。(Q機密情報がライバル社に盗まれる?)そういうおそれはある」と話している。
今月に入り、唐容疑者の退職の申し出を不審に思った会社が調べたところ、不正取得の疑いが出てきたということで、警察は、唐容疑者が他にも大量の機密データを不正に持ち出していた産業スパイの疑いもあるとみて、余罪を厳しく追及する方針。
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