NHK長崎県のニュース　長崎放送局

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長崎市議会がれき受け入れ決議

長崎市議会は４月１日に開かれた臨時市議会で東日本大震災で発生したがれきの受け入れについて、安全性を確保することを条件に、前向きに対応するよう長崎市に強く求める決議案を賛成多数で可決しました。
１日に開かれた長崎市の臨時市議会の本会議で、長崎市議会は、東日本大震災で発生したがれきの受け入れについての決議案を提案しました。
決議案では、「全国の自治体の協力がなければ被災地の真の復興はあり得ない」とした上で、「長崎大水害や雲仙・普賢岳の災害で全国から支援を受け復興を果たした長崎が被災地のがれきの受け入れに前向きに対応することで全国に賛同の輪が広がる」としています。そして、がれきの放射線量の測定と焼却灰の埋め立て処理の安全性の確保を国の責任で行うことを条件に、がれきの受け入れについて前向きに対応するよう長崎市に強く求めています。
採決の結果、決議案は賛成多数で可決され、長崎市の田上市長は、「安全性の確保と市民の理解がなければ前には進めないが、ただ待っているのではなく、どうすればクリアできるか主体的に考えていくべきで、協力できる道がないのかこれからも探していきたい」と述べました。
長崎市や市議会の姿勢に対して、長崎の被爆者５団体や、核兵器廃絶を訴える原水禁・原水爆禁止長崎県民会議などはがれきを受け入れないよう求めています。

04月01日　18時25分

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