NHK北九州のニュース 北九州放送局
低線量被ばく専門研究実施へ
東京電力・福島第一原子力発電所で事故の収束作業にあたる作業員の健康管理のために医師を派遣している北九州市の産業医科大学は、作業員が受けている低線量の放射線被ばくが健康などに与える影響を調べる研究室を、今月から新たに設置することを決めました。
北九州市八幡西区の産業医科大学は、去年5月から福島第一原発に医師を派遣し、作業員の健康管理にあたっています。
一方で、作業員が受けている低線量の放射線被ばくが人体に与える影響は詳しく解明されておらず、産業医科大学は今月から学内に低線量の放射線被ばくが作業員の健康などに与える影響を調べる研究室を、新たに設置することにしました。
大学は、設置する研究室で、今後、数十年にわたって続く福島第一原発の廃炉に向けた作業によって低線量の被ばくが作業員の健康にどのような影響を与えるかや、被ばくを最小限に抑えるためどのように作業環境を改善すべきかなどについても研究を進める方針です。大学は、研究者を学内外から募集するとともに、ことし秋にも具体的な研究に取りかかることにしています。
04月01日 12時36分
北九州のニュース
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