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[映画ウラ事情]

  そして、23年ぶりに「聖闘士星矢」が蘇ったように、27年ぶりにテレビアニメシリーズとして復活するのが「ルパン三世」だ。こちらは、「LUPIN the Third ~峰不二子という女~」(日本テレビ系列、4月4日から毎週水曜深夜1時29分放送)のタイトルで、峰不二子を軸に若きルパンの活躍を描いていくもの。本作関係者によると、「本作は原作漫画に近い形となっており、メインターゲットは40~50代の男性」とのこと。これまでのスペシャル版ルパンのファンを合わせると、裾野が広がった形になるだろう。

  別の関係者は、こう話す。

  「深夜アニメは活況ですが、決まった層しか観ないのが現実です。それはそれでCMが入ったりもするのですが、若年層はDVDやブルーレイのソフトを購入しない傾向が強く、このままでは正直厳しいですよね。ですが、30代後半以上というのは、ソフトを多く購入してくれる層。そこを取り込むには、“懐かしい”をキーワードに展開するのが一番だと思います。だからこそ、『聖闘士星矢』や『ルパン三世』はマニア心もくすぐれ、最適ではないでしょうか」

  いろんな意味で、乞うご期待の2作品である。

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