[映画ウラ事情]
4月1日からテレビ朝日系列にて「聖闘士星矢Ω(セイントセイヤ オメガ)」(毎週日曜朝6時30分放送)がスタートする。同作は「聖闘士星矢」生誕25周年を記念して制作されるもので、ペガサスの青銅聖闘士・光牙を主人公にしたオリジナルストーリーが展開していく。【関連写真】人気漫画「聖闘士星矢」がCGアニメで映画化、生誕25周年記念
だが、完全なオリジナル作品とはいえ、「聖闘士星矢」と聞いて懐かしがる人がいるのも、また事実。それゆえ、「海賊戦隊ゴーカイジャー」に「ゴレンジャー」や「バトルフィーバーJ」「電撃戦隊チェンジマン」など、懐かしのヒーローゲスト出演していたように、「聖闘士星矢Ω」でも、86年版「聖闘士星矢」のキャラクターがゲスト出演し、往年のファンを取り込む戦略を見せる。
そもそもこの「聖闘士星矢」とは、86年~89年に渡ってテレビアニメが放送され、小学生をターゲットとしながらも、美少年キャラが受け、女子高生にも人気が飛び火していたという背景がある。そう、当時の女子高生はアラフォー世代。小学生の子どもがいてもおかしくない年齢なのだ。関係者によると、「イケメン俳優が演じるヒーローものの熱烈ファンは、実は子どもではなく、その母親です。それと同様、『聖闘士星矢Ω』も、母親と子どもが一緒に楽しみつつも、本気でハマっているのは母親という図式になると思います。また、当時『聖闘士星矢』のキャラクターグッズはかなり売れましたから、そこも期待できるはずです。子ども向けのオモチャから精巧な高額フィギュアまで、いろいろ出てくるのではないでしょうか」。