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松山 小中学校に防災士配置へ
3月31日 4時15分

松山 小中学校に防災士配置へ
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大地震が起きた際の、子どもたちの安全を確保しようと、松山市教育委員会は、全国で初めて、すべての市立の小中学校に「防災士」の資格を持った教職員を配置することになりました。

東日本大震災では、学校が被害を受けて多くの子どもたちが犠牲になり、教育現場での防災対策の在り方が課題となりました。
これを受けて、松山市教育委員会は、近い将来起きることが想定される南海地震で、子どもたちの安全を確保しようと、84ある市立の小中学校すべてに、防災士の資格を持った教職員を配置することになりました。
具体的には、夏休みに講座を開いて、各学校、原則2人ずつの教職員に防災士の資格を取得してもらい、立地条件や規模に応じた防災対策に取り組むということです。防災士は、災害時の避難計画を取りまとめたり、避難する際のリーダー役を務めたりするもので、自治体がすべての市立小中学校に防災士を配置するのは全国で初めてだということです。
この取り組みを提案した松山市立さくら小学校の山田耕二教頭は「学校ごとに抱えている事情が違うので、すべての学校に防災士を配置できれば教育現場にとって心強いと思う」と話しています。

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