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キャンドルで震災犠牲者追悼3月31日 8時10分
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東日本大震災で犠牲になった人たちを追悼しようと、両手を組んで祈る形に作られたおよそ500個のキャンドルに火を灯す催しが30日夜、東京・足立区で開かれました。
足立区の北千住駅近くの広場で開かれた「千手の絆キャンドルナイト」は、足立区と東京芸術大学が共同で開きました。
およそ500個のキャンドルは、大学の千住キャンパスで開かれたワークショップで、参加者が自分の両手を祈るような形に組んで型をとり、ろうを流して作ったものです。
キャンドルに火が灯されると、参加者は1分間の黙とうをして犠牲者の冥福を祈りました。
続いて、大学の学生らによるミニコンサートが行われ、キャンドルの温かい火が揺らめくなか、参加者は復興への願いを新たにしていました。
埼玉県川口市の53歳の女性は「被災地のことを思ってキャンドルを作りました。震災から1年がたちましたが、常に東北のことを考えて、何かできることがあったら行動していきたいと思います」と話していました。
福島県富岡町から避難し、足立区の高校に通う2年生の女子生徒は「多くの人たちが集まってくれてありがたいと思いました。笑顔を絶やさないでほしいという思いでキャンドルを作りました。原発の問題が早く解決して元の街に戻れればいいと思います」と話していました。
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