Backyard of Universe
アメコミってアレだろ、ヒーローがゾンビになって宇宙人食う話
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今回は前後編エピソードの後半。
前半の流れはこんな感じ。
ウェブ番組の会合、ウェビコンに行く予定のカーリーたちは、ウェビコン会場のそばに住んでいる女の子、ノーラの家によることにする。
ノーラは16歳の大事な誕生日を迎える女の子。
記念すべき誕生日にパーティーに来てくれる友達がいない、おまけに両親もノーラの誕生日なのにあえて旅行に出ていて一人きり。
あいや、ペットのニワトリがいるけど。
こんなのかわいそうとカーリーが同情――サムはこんなしんき臭い娘にかかわるのは嫌だと厳しい――して、パーティーを盛り上げようとやってきたわけだ。
実際、カーリーたちのおかげでノーラの誕生パーティは大成功。
しかし、ノーラはカーリーたちと居れば人気者になれると、カーリーたちを地下室に閉じ込めてしまうのだった。
この地下室は、コマーシャルソングを作る仕事をしているノーラのパパの作業場。
音が漏れないようになっているうえに強化ガラスで出来ているから、破って出られないようになっている。
一方で、スペンサーの方は……楽しみにしていたキャンプに行けなくなったギビーに同情して、お家でキャンプ(※)をやろうと言い出す。
だが、ちょっと欠けてしまったテーブルを直すのにてこずって、一向にキャンプを始められない。
っていうか、スペンサーのやることは裏目裏目に出て、どんどん被害が拡大される。w
(※ アメリカのキャンプって数日程度のもの以外に、しっかりしたバンガローに少年少女の大集団で集まって数週間ずっと森の中で過ごすというのがあります)
ノーラ役は、Danielle Morrowちゃん。
番組では不気味だけど、メイクによる所が大きいようで、スッピンだとかわいいじゃないですか。
チョボチョボティーンドラマや、映画に出ているそうで、今年上映の映画『Sprawl』に出演予定との事。
ガッピー役の子役さんは本当にギビー役のNoah Munck君の弟、Ethan Munck君だそーです。
以下写真。
一緒に写ってるのは、今回番組で一緒だったママ役の人じゃなくて、本当の母親
最近の写真、ギビーがやせてきて、ガッピーが太ってきた
まずは前回のおさらいから。
ウェブ番組の会合、ウェビコンに行く予定のカーリーたちは、ウェビコン会場のそばに住んでいる女の子、ノーラの家によることにする。
ノーラは16歳の大事な誕生日を迎える女の子。
記念すべき誕生日にパーティーに来てくれる友達がいない、おまけに両親もノーラの誕生日なのにあえて旅行に出ていて一人きり。
あいや、ペットのニワトリがいるけど。
こんなのかわいそうとカーリーが同情――サムはこんなしんき臭い娘にかかわるのは嫌だと厳しい――して、パーティーを盛り上げようとやってきたわけだ。
実際、カーリーたちのおかげでノーラの誕生パーティは大成功。
しかし、ノーラはカーリーたちと居れば人気者になれると、カーリーたちを地下室に閉じ込めてしまうのだった。
この地下室は、コマーシャルソングを作る仕事をしているノーラのパパの作業場。
音が漏れないようになっているうえに強化ガラスで出来ているから、破って出られないようになっている。
一方で、スペンサーの方は……楽しみにしていたキャンプに行けなくなったギビーに同情して、お家でキャンプ(※)をやろうと言い出す。
だが、ちょっと欠けてしまったテーブルを直すのにてこずって、一向にキャンプを始められない。
っていうか、スペンサーのやることは裏目裏目に出て、どんどん被害が拡大される。w
(※ アメリカのキャンプって数日程度のもの以外に、しっかりしたバンガローに少年少女の大集団で集まって数週間ずっと森の中で過ごすというのがあります)
カーリーたちが閉じ込められたところから今回はスタート。
相変わらずノーラの家の中。
録音ブースに閉じ込められた中、カーリーとフレディはへたり込んでいるが、サムはかなり怒ってる。
「うんっ、うんっ!!」
マイクスタンドを持って何度も窓ガラスにたたきつける。
でも、ガラスには傷一つつかない。
「サム、やめろよ」
「やだ!」
「何時間もやってるけど……」
「壊れないって……」
「絶対出てやる!!」
夜中、パーティーがお開きになって、外はすでに明け方。
その間サムちゃんはずっと録音ブースをぶち壊そうと必死だったようです。
……夜中、トイレ行きたくなったらどうしたんでしょうか?
「こんなネズミ小屋!!」
と、上からノーラがニワトリと一緒に下りてくる。
機械を操作してマイク越しに声が通るようにして――それまではカーリーたちの騒ぎが辺りに聞こえないようにシャットダウンしていた――カーリーたちに話しかける。
こうやって閉じ込めてるってのに、まるで友達に話しかけるみたいに嬉しそうな態度ってのが逆に不気味。
「おはよう天使たち、ぐっすり眠れた?」
「いや」
「ぐっすり寝られなかった!」
「どーしてぇ?」
「おかしなモンスターに檻に閉じ込められて、出してくれない夢を見たからかしら!?」
「大丈夫〜〜、モンスターはもういないから。
そのブースにいれば絶対安全」
「なんで言ってもわからないの!?」
ノーラはカーリーの皮肉を理解していません。
モンスターはノーラだっての。
なんで友達面してるんだか。
ノーラが菓子パンをかじってるのを見ると急に空腹なのが思い出されてくる。
「出してよ!
出さないとガラスをぶっ壊す!!!」
「あぁ、サムったらバカ。
そのガラス割るなんて無理」
「なんで無理なの?」
「多分、ポリカボーネイトサーモプラスティックで何しても……どわぁ!!
……」
「イラつくんだよ!」
突然、サムにマイクスタンドを投げつけられて――さすがに直撃を狙うほどむちゃくちゃではない――ビビるフレディ。
サムの前で長ったらしい専門用語を使うと決まって不機嫌になります。
「お願いだからここから出して!」
「あー、無理」
「どうして!!」
「あなたたちが友達だとみんなにちやほやされるからよ。
もうニワトリだけが友達のノーラじゃない」
「ねぇノーラ、今日ウェビコンに行かなかったら、みんな変だと思うはずよ?」
「そう、みんな探し始める」
ノーラの計画の稚拙さを指摘し、やめるように諭すみんな。
しかし、ノーラはにやりと笑って続ける。
「いんや。
ウェビコンに連絡して、“アイ・カーリーチームは行かない”って言っといた!」
「ウソ!?」「何!?」「えぇ!」
「そう」
「だけど、家族が心配して警察を呼ぶわよ!」
「そうそう」「その通り」
「大丈夫。
ケータイからみんなの家族にメールしといたから。
“全部順調に行ってる”って」
手回しの早いノーラ。
何とも不気味で怖い。
「そんなのウソ!」
「ホント!
ほら、返事も来てるし。
スペンサーの返事、“楽しんでね、バイビー”。
フレディのママ、“塗り薬、ちゃんと塗るように”」
「……」
「サムのママ、“背中のできもの、やっと潰れたよ”……?」
「何カ月も膿んでたんだよね」
うーむ、こりゃ気づいてもらえるまでには当分かかりそうです。
これじゃウェビコンに出場できない!
ここでオープニング。
オープニング開けて続き。
カーリーたちの家。
「うぁぁ……うぅん……はぁ、ひぃ……」
スペンサーがもそもそ這い出してきたのは、家の中リビングに作ったテント。
テントと言っても新聞紙とゴミ捨てのポリ袋をガムテープで無理やり括り付けたような物。
そして、その中でスペンサーとギビーが寝るとなるとどうにも狭すぎる。
ちょっと貧相なキャンプごっこです。
トランペットを構えるスペンサー。
あぁ、大規模・長期間のキャンプだと、起床ラッパを吹き鳴らしてみんなを目覚めさせるから……。
「ギビー!
はい、ギビー起きて!」
って、ラッパは吹けないから、口で言ってるだけかよ。w
ギビーも這い出してくるが、こっちもあまり寝心地良くなかったようで、動きが硬い。
「うぅ……あぁ……」
「良い天気だキャンプ少年!
ハッハー!」
「おはよ」
「ぃよーし、“キャンプ・スペンサー”、今日のスケジュールは何か聞きたい?」
キャンプの兄ちゃん気取りで、やたらさわやかでハイテンションなスペンサー。
「良いよ、何?」
「オッケイ!
キックボールで遊ぶ、ひもを作る、アーチェリーをやる、照明を直す、ウィンナーを焼く!」
「ちょちょっと、ちょっと!!」
「照明を直すって言ったよね!?」
「そう、実はここの……」
スペンサーが小声で言った部分をしっかり聞きとがめるギビー。w
昨日はキッチンカウンターの修理でほぼ一日つぶしてギビーも重労働に担ぎ出されたので、今日もそんなことをやるのはまっぴらごめんです。
なお、ひもを作るというのは、色とりどりの糸を組み合わせた組みひも作りのことですな。
「家の修理は終わりだって言ったろ!」
「違う、これは修理の続きだって。
テーブルの天板、柱にぶつけちゃっただろ?
それで中の配線おかしくなって、このスイッチがイカれちゃったんだよね。
ホラ」
「オレはキャンプがやりたいんだ!」
「昨日テントで寝たじゃないか!」
「はっ!
こんなのテントじゃない、ゴミ袋を張り合わせただけ!」
「爆睡してたじゃない!!」
「テーブル修理活動でくたくただったからだよ!」
ギビーはなんとなく、いびききつそうですね。
……太っちょだし。
「あのね、文句で時間を無駄にするのか?
誰が修理してしくじったのはなんだろう?
それともパッと直して、楽しいキャンプ活動に移るのか?」
「分かった。
だけど、絶対照明だけ……」
言ってる矢先、スペンサーが何気なくコードを切ったせいでキッチンに吊ってた照明が落ちる。
明かりが消えたんじゃなくて、コードが物理的に、照明がランプシェードごと落下して、調理台の上にグチャッと叩きつけられてます。w
「……オレ、テントにいるわ」
こりゃ修理が長くなりそうです。
ノーラはガラス窓越しにカーリーたちに話しかけるが、三人は憮然としたふくれっ面のままです。
そりゃまぁ、無理やり閉じ込めてればそうだよね。
「ねぇ、スプラッシュフェイスに載せる写真、どれが良いかな?
横向きか、ポニーテールか?」
「どっちだろうねぇ!」
「左の方がかわいいけど、右の方が内面を良く表してるかも!」
「……」
「この写真、本当にかわいいかなぁ……」
自信のないノーラ。
こんな気弱なのに、カーリーたちを閉じ込めるとか思い切ったことをしたもんです。
なお、スプラッシュフェイスとは、『アイ・カーリー』世界のyoutubeみたいなもん。
何の画を上げるんだろう?
「食べ物持ってこないと、フレディ食べるよ!!」
「……!?
何か持ってこいよ、ノーラ!」
お腹を空かして不機嫌になったサムが吠える。
フレディは身の危険を感じてます。
かなり切実に。w
「分かった。
持って来ても良いけど……だけど、フレディがアレしてくれたらね」
「……何?」
「キス!!!」
「わわわ、ありえない!!」
逃げようとするフレディ。
しかし、カーリーが腕をつかむ。
「やって!」
「ドアを開けたら速攻で飛び出すんだよ!!」
「あー……そのブース、マイクがたくさんあるの。
速攻で飛び出す気なら、じゃあ……ガラス越しのキスで我慢する」
録音ブースなので、声は筒抜け。
いつも一方上を行くノーラであった。
「無理だって!」
「じゃあ食事も無しだね〜〜!」
「ガラスに口を付けて!!」
「本気なの!?」
「お腹すいたの!!」
フレディのキスよりも、食事が大事。
時々カーリーって酷いよね。w
他にもフレディより番組が面白いの優先するし。w
「ボクだって。
でも、キスなんて……」
「やるんだって!」
「やめろ、サムやめろ!!」
サムが鮮やかな手つきでフレディの腕を後ろ手にねじり上げ、そのまま押し込んで、ガラスに顔面叩きこむ。w
「むぅ、ぐぅ……」
「チューの口!」
「うぐぅ……」
フレディが必死に抵抗するが逃げられない。w
「さぁ、思いっきり吸って!」
「あぁ、すっちゃう……思いっきりすいまくっちゃう」
「やだやだやだやだやだ!
あぁああ!!
やだやだ!!」
ノーラが迫る。
フレディは必死に逃げようとするが、サムのベアクローが後頭部をわしづかみにして逃がさない。
あわれ、ガラス越しにキスをすることに……。
「ほれほれ、横に動いて!」
「なんてロマンチック」
「ほぅら、ほぅら!」
サムちゃん邪悪すぎる……。
シーン変わってカーリーの家。
ギビーは床の上で、マカロニアートを作っている。
色とりどりのマカロニを糊で台紙にはっつけて作る絵だ。
……何故かアメリカでは夏休みとかによくやるらしい。
ピンポーン、チャイムが鳴ってお客がやってくる。
しかし、スペンサーは上で探し物してて手が一杯らしい。
「ギビー!」
「はい、出るよー」
面倒そうに立ち上がるギビー。
ドアを開けるとママ、そして……ギビーにそっくりだけどちっさい弟!
「母さん、どうしたの!?」
「ガッピーがお兄ちゃんに会いたいって」
「あぁそうなの……」
小さな弟がギビーの顔を見たくてやってきたようだ。
このガッピー役の子役さんは本当にギビー役のNoah Munck君の弟、Ethan Munck君だそーです。
以下写真。
一緒に写ってるのは、今回番組で一緒だったママ役の人じゃなくて、本当の母親
最近の写真、ギビーがやせてきて、ガッピーが太ってきた
「キャンプはどう?」
「どうだろ?
家にこもってるよりましかな?」
「じゃあ、今日だけガッピーもいたらだめかな?」
「母さん……」
「お兄ちゃんと遊びたいんだって」
「……あは、分かったよ」
「イェーイ!
良い子でね。
お兄ちゃんの言うこと聞くのよ」
ガッピーはあんまりしゃべらない。
ママに話すのもコショコショ声。
「……」
「良いわよ、はだかぽっぽして」
「へへ。
よし、脱ぐか!」
おもむろにシャツを脱ぎ、肥満体の上半身をあらわにするガッピー。w
ギビーとそっくりです。w
「じゃ、よろしく」
「スペンサーにあいさつしないの?」
「しない!」
にべもなく言い、出ていくギビーママ。
……以前のエピソードでスペンサーといい感じになったが、スペンサーにあきれて別れていましたが、今もスペンサーの事を悪く思ってるんですかね?w
「はぁ……よし、ガッピー。
そこで待ってて、ちょっとおトイレ」
ちょっとトイレで席を立つギビー。
と、そこにスペンサーが下りてくるわけですが……。
「ギビー、メジャーあったよ、お客誰だった?
……。
……いったい何されたんだぁ!!!」
ガッピーなんて知らないから、ガッピーを見て、ギビーが縮んだと思い込むスペンサー。
驚きすぎ。w
フレディの犠牲のおかげでみんなは食事にありつくことができた。
紙パックのデリバリー中華料理に箸を突っ込んで黙々食べるみんな。
「……」
そうしつつもノーラの隙を疑う。
小さなものを入れるための扉が録音ブースには開いていて、デリバリー料理を入れるぐらいならそこから通せる。
そうやってドアを開けないで良いせいで、ノーラの隙を突いて逃げるのは難しい。
「ここの中華美味しいでしょ?」
「あぁ……」「まーね……」
「モリースがかわいそうだからチキンは頼まなかったよ。
豚肉だよ」
モリースはノーラの飼ってるニワトリ。
「ホントたのしい。
4人とニワトリと、みんなで一緒にワイワイ。
最高だよね」
「あー、まぁそうね……」「えぇ……」
みんなすっかり疲れ果ててよれよれになっている。
だいぶ口数少なくなった。
「……サム、もう十分はその骨しゃぶってるよね?」
「文句あっか?」
「……」
小声で作戦会議する三人。
マイクが音拾ってないと良いけど。
「……何とか逃げなくちゃ」
「あぁ!」
「どうやって?」
逃げなきゃいけないのは分かってるが、どうすれば逃げるかは皆目思いつかない。
その中、何か思いついたようでカーリーがノーラに話しかける。
「……ねぇノーラ」
「はい、なぁにカーリー?」
「春巻きにつけるからしとってくれる?」
「モチ良いよ〜。
友達ならそういう事やるよね〜。
背中にローションぬってとか、からし取ってとか〜」
録音ブースの小さな出し入れ口を上げて、からしのパックをよこすノーラ。
「ありがとう……ここから出してよ!!」
「うわぁ!?」
カーリーがその手をつかむや否や、ノーラの手を引っ張る。
小さな出し入れ口から手を入れてるので、ガンガン引っ張られてぶつかる。
「出して!!
友達なんかじゃない!!!」
「痛い、痛い、わぁ!!!!」
「出してよねぇ!!!」
ドタバタしてるうちカーリーの手がすっぽ抜けて、ノーラに逃げられる。
カーリーの行動はなんつーかパニック起こしてる状態です。
……あー、以前のエピソードで宇宙パニック起こして大暴れしてたし、閉所恐怖症なのか?
「わぁ!?
からしなんてとるんじゃなかった!!
フンっ!」
「残念」
「はいはい……」
怒って離れてしまうノーラ。
でも、すぐに機嫌を直して、猫なで声で言う。
「ねぇ、そうだ!
見せたいものがあるんだ、ここで待っててね。
なんて、動けないかぁ。
あはは、おっかしい」
そそくさ、上に上がっていくノーラ。
何を考えているのかわからないが、これはチャンス。
急にサムが動き出す。
咥えていた鳥の骨を片手にドアに駆け寄る。
「何してるの?」
「カギ開けてる!」
「アヒルの骨で?」
「そう、しゃぶって先尖らせたんだ。
味も良かったけど」
アヒルの骨をとがらせたものをドアの錠の部分に突っ込んで開けようとこちょこちょやるサム。
「アヒルの骨じゃ無理じゃない?」
「余裕……楽勝!」
「開いた!?」
「走って!!」
実際見事に開けてしまうサム。
そういや、サムはしばしば鍵をヘアピンとかで開けるシーンがあるなぁ。w
以前のエピソード、いやなペットグラファーの店に忍び込むときとかもそうだった。
カーリーたちの反応を見る限りではカーリーとフレディもサムがそういう事をするのにもう慣れているようで。
「逃げて逃げてみんな、逃げて!!」
どっと走り出すみんな。
ところが、そこにノーラと鉢合わせ。
「ぐわぁあああああ!!!」
「うわぁああああああ!!!」
変なマスクはともかく、手に斧を持っている!!
「ひゃああああ!!」
「うわぁああああああ!!!」
「おわぁあああああ!!!」
あわててUターンして逃げるカーリーたち。
フレディびっくりしすぎ。w
また録音ブースに逆戻り、鍵もしめられてしまいます。
「ちょっと、ずいぶんなことやってくれるじゃない!
せっかくニクソンのマスク見せてあげようと思ったのに!
おまけの斧も!」
ニクソン大統領と斧って関係ないような……。
ワシントン大統領ならともかく。
ノーラが怒る。
おかしな行動をとるノーラだけに怒ったら何するかわからない怖さがあり、縮こまるみんな。
「それなのに、裏切って脱走?
ハッ!!
あ〜〜〜〜、でも怒るのは無理〜〜〜!」
でも、おかしくて楽しいカーリーたちに怒るのは無理と言うことになったよーです。
良かったような、不気味なような……調子が狂う。
「歌おう!
棚に100本のミルク、棚に100本のミルク!
一つとって蓋をとって、空になるまでぐっと飲もう!」
「……」
「さぁ、一緒に!
ボリューム最大にするね!
棚に99本のミルク、棚に99本のミルク!」
「ぐわっ!?」
録音ブースにノーラのがなり立てる声が響く。
この不快音波でフレディやサムがすごい表情してます。
この歌はキャンプとか幼稚園とかで歌うような遊び歌ですかね。
「一つとって蓋を取って、空になるまでぐっと飲もう!」
ノーラのガレージ。
まだノーラがいなくなっている。
みんなノーラの歌を大音量で聞かされてヘロヘロ、憔悴して倒れています。
「コケコッコー!」
そこにマイクがニワトリの声を拾って大きな音が響く。
耳が痛い。
「うぅ……」「あぁ……」
「ノーラ、マイクオンにしたまま行っちゃった!」
「えへへ、お友達、さびしかった?」
ノーラが何か食べ物を持って降りてくる。
「マイク、オンにしたままだけど?」
「コケコッコーでガンガン来た!」
「ごめーん。
このポケットサンドあっためてたんで。
パパがCMソング作ったの。
んぐ……あはぁ……はぁ、はぁ!?
うわっ、わっ!!」
急に口を開けてひーひー言い出すノーラ。
まるで石炭を呑んだような反応です。
どーなってんだ?
あわてて、ジュースボトルを開けて、ごくごくと飲む。
口の中に指を突っ込んで、口の上蓋を触って確かめる。
「うわぁ……あぁ、口の上がズル剥けしてる……。
はー、そうだった、これって2分待って冷ましてから食べるんだった。
ハハ、うわはは」
どんだけ激辛サンドなんですか、それ。w
と、そこにカーリーがお願いをする。
「あー、ノーラ……ギビーって知ってる?」
「知ってる。
“アイ・カーリー”でいつもバカやってる子でしょ?」
バカ扱いなのかよ。w
「そう。
それでね、明日が誕生日なんで、ウェビコンからおめでとうのビデオレターを送る約束をしているの」
「そうなの?」
なんだかおかしな話を言い出すカーリー。
サムとフレディはなんだか話が読めない。
しかし、ノーラはギビーの誕生日なんて知らないので、ふんふん従う。
それに、ノーラはカーリーたちに最高の誕生日にして貰っただけに、他の子がかわいそうな誕生日を迎えるのには同情して警戒が緩んでしまう。
「そうなのよ!
それで、ここで撮影してビデオを送っても良いかな?」
「……分かった。
でも、変なことしたら承知しない。
そばで監視してるからね!」
「大丈夫」
「カメラはどこ?」
「上だけど」
「上からフレディのカメラ持って来てくれる?」
「分かった!
一瞬で戻る、うふっ!
あぁぁ、まだ熱いぃ、やだ口のズル剥け全然くっつかない!!
あぁ……」
めっちゃ辛いホットサンドに悶絶しながら上がっていくノーラ。
「……ギビー誕生日じゃないよ?」
「知ってる。
プランがあるの!」
「コッコー!」
「ぐわっ!?」
「こらー、モリース!
ここから出たら勝負だよ!
ケチャップ付けて待ってな!!」
「カッカッ……」
シーン変わってスペンサーのボロテントからギビーが這い出してくる。
テントはボロボロでとても狭い。
「よっこい……うぅ〜〜ん……」
「……うぅ〜ん、あぁ」
ガッピーも続いてマネをする。
一応、シャツをしっかり着てます。
「ねぇスペンサー?
スペンサー!!
どこ行った?」
「……」
「あぁ、メモだ」
スペンサーはどこかに行っているようで、メモ書きだけが残されている。
「“ギビーにガッピー”……下せって」
ガッピー、なぜシャツをまくって腹を見せる。w
「“修理用品を買ってくる。
冷凍庫にポケットサンドがあるから、チンしたら絶対2分待ってから食べる事”?
“イライラするけど”?」
どうやら、こっちもあの激辛サンドのようですな。w
「よし、ガッピー、ポケットサンド出して。
オレはメールチェック」
バタバタキッチンに駆けていくガッピーがかわいい。
ギビーはその間にノートパソコンを使ってメールを調べる。
……壁紙がギビーと彼女ってことは、ギビーのノートパソコン持ち込んだのかな?
こう見えてギビーはモテモテなのだ。
「ん?
あれ、カーリーたちから“誕生日おめでとう”?
うれしい!
……あれ、誕生日って?」
鈍いギビーでもちょっとおかしく思う展開。
なんだかわからないが、添付されているビデオメールを開けるギビー。
「「「お誕生日おめでとうギビー」」」
「今日一緒にいられなくてごめんねー」
「一緒にいられないの3回目だっけ」
「そう、たしかこれでだよね」
「三回目」
「タンゴー!」
「三回目」
「タンゴー!」
妙にゆっくりとしゃべるカーリーたち。
なんだかおかしい感じ。
「これがお誕生日のメッセージね」
「今から始めるよ」
さらに喋りが妙に一区切り一区切りになる。
「よぉ、ギビー」
「今、ハッピーな、気分?」
「こわい、くらい」
「彼女は、捕まった?」
「まだ、ウェビコンから、帰れない」
「おねがい」
「楽しんで」
「早く、また、スタジオに、来てね」
「「「誕生日おめでとう」」」
「おめでとさーん」
ポケットサンドを電子レンジに入れたガッピーが言う。
こっちもくまいもとこさん声ですな。
「誕生日じゃないよ。
……なんかモヤモヤするな……」
「三回目」
「タンゴー!」
「三回目」
「タンゴー!」
「三回目、タンゴー……」
「さんかいめ、たんごー」
繰り返すがイマイチつながらないギビー。
首をかしげる。
一方、カーリーたちはノーラに付き合わされてまた死ぬほどつまらないゲームをしていた。
「じゃ、サムの番。
名詞言って」
「……死」
「うわ、こわぁ!
じゃあ、フレディは形容詞ね」
「サイコティック」
「うぅ、なかなか!
じゃあカーリーは動詞ね」
「絞める」
「カーリー、もう三回連続絞めるって言ってるけど〜?
はー、単語ゲーム楽しい!」
「あぁ、そっか!」
ついにギビーが仕組みに気づいたようだ。
あ、ガッピーがポケットサンド食べてる。
辛くないの?w
「三つ目の単語をつなげてみるぞ!」
「いま」
「こわい」
「捕まった」
「帰れない」
「お願い」
「来てね」
「早く」
「来てね」
「そうか、誰かにつかまってるんだ!
すぐに助けに行かなきゃ!」
「おめでとさーん」
「行くぞ!」
これですっかり理解するギビーもなかなか鋭い。
いつもと全然違う。
そして、飛び出していくのもすごい行動力。
バスを乗り継ぎ、電車にのってノーラの家へと向かっていく。
ノーラの家。
地下の録音スタジオではサムがじりじり待っていた。
ノーラの家に到着したギビー。
ポーチ周りには誕生パーティーからまだ取り外していない風船がしなびて、風に揺れている。
とりあえず、相手がカーリーたちを閉じ込めているなら下手なことをして警戒されちゃ良くない……気を付けて準備するが……。
「はぁ……よし、ここにいろ。
兄ちゃんが話す」
「おめでとさーん」
でも、ガッピーはイマイチ事情を理解してないようで、これからバースティパーティに行くもんだと思ってる。
そこの花をつまんで花束のようにする。w
「だから誕生日じゃないんだって、あのビデオレターは助けを求める……」
「はい、なにー?」
ギビーがガッピーに説明しているところにノーラが顔を出す。
扉は開けず、ドアの小さな出し入れ口から顔を出す形。
……心なしかシャイニングっぽい。w
「……あー……あの……オレはギビーだ!」
「あぁ、知ってる。
“アイ・カーリー”に良く出てる子でしょ?」
頭真っ白になって何言っていいんだか。w
でも、これでカーリーの関係者ってばれたな。
「そ、スペシャルゲスト。
とにかく……思ったんだけど、カーリーとサムとフレディ、ここにいる?」
「……。
いいや。
サヨナラ!」
「待て!」
引っ込もうとするノーラをギビーが問い詰める。
「三人、本当にいないの?」
「いない。
地下室には誰もいない」
「地下室なんて一言も言ってないぜ!」
刑事ドラマよろしくドヤ顔で言うギビー。
しっぽをつかんだぞ!
というかノーラが勝手にボロを出した。
「……魔法使いはいない!」
ガチャッと取り出し口を閉めて引っ込んでしまうノーラ。
ドアにも鍵がかかっています。
「そうかい……分かったよ!
じゃあ、オレは……いくぜぇ――――――!!!」
ギビーが後ろに下がりながら言うから、あきらめたもんだと思ったら、そこから突撃!
ドアを破ってしまう。
助走距離を取るためのバックだったのね……。
つーか、ドアを打ち破るとかすげぇなギビー。
「わぁあ!!」
突然乱入したギビーに驚く――持ってたお皿をひっくり返す――ノーラ。
ふつうドアを体当たりで破るとかないでしょ!?
「ふんっ!」
「早く出てって!!!」
「カーリーたちは!?」
「あぁぁぁぁぁああああああああああ!!!!」
真っ先に仕掛けたのはノーラ。
奇声をあげてギビーにとびかかり、後ろからしがみつく。
おんぶおばけ?
何が何だか。w
「うぅ、うぅう……」
「はぁあぁ、はぁぁぁあああ!!」
よろよろしつつもノーラを担いで動き回り、振り落そうとするギビー。
「おめでとさーん」
で、ガッピーは事情を理解してないというね。w
この騒ぎは下の録音室で閉じ込められているカーリーたちのところにも届く。
「ノーラの声だ?」
「しーっ……」
「オレの友達は――!!?」
「ギビーの声!?
ギビー!!」
「ギビー!!」「ギビー!!」
ギビーに気づいてもらおうと、出来る限りの声を張り出し、強化ガラスをどんどん叩くカーリーたち。
その間もノーラとギビーの取っ組み合いはつづき、ノーラを振りとすべく、ギビーが背中を飾り棚にぶつける。
さらに、振り回して、ソファにたたきつける。
こりゃ、すごいアクションですな。
「うわぁ!」
ガッピーもびっくり。
上手いころノーラを振り落とし、ノーラがすべすべの机の上にうつぶせになったところで背中をつかみ……すべらせて投げ出すギビー!
「うわぁああ!」
ノーラがごろんと転がる。
ギビーはそれで容赦せずまだ戦う気だ。
……しかし、ギビーの顔が真っ赤で鬼みたいで怖いなぁ。w
怒号を上げて突進していく。
「うぉぉぉぉぉおおおお!!」
「うぅぅ……」
「えぃっ!」
「いけ、ギビー!
やれー!」
ガッピーが声援を飛ばす。
一進一退、ノーラとギビーでつかみ合い、投げつけあい痛そうな戦いが続く。
「ここにいるぞ!」
「ギビー助けて!!」
「お願い!」
ドタバタ騒ぎが大きくなるのを感じて、カーリーたちが死に物狂いでギビーに助けを求める。
追いつめられたノーラは暖炉のそばの、火掻き棒(※)をつかみ、振り回す。
(※ 暖炉の灰をかき回し、まきが燃えるのを調整する棒。
全面鉄でできていて、おっかないひっかき鉤がついていて、危ない危ない。
しばしばサスペンスで凶器に使われる)
あわててギビーが頭を引っ込めてかわすが、ぶち当たったツボが一撃で割れるほどの威力だ。
ギビーも横にあった、傘・杖スタンドから杖を取る。
だけどそれは火掻き棒の攻撃を受けて、応戦するためではなかった。
ノーラが大きく振りかぶった隙を突いて、ゆるくカーブした杖の取っ手でノーラの足を後ろから刈り込んで引き倒してしまう。
「うぅぅ!」
「あぁあ!
わぁあぁ!!?」
「わぁあ!!」
そこにギビーが飛び込んで、取っ組み合いになる。
上手い事ノーラの下に潜り込み、ノーラの足をつかんで背中に持ち上げるギビー。
「いけいけ!」
「わぁぁぁあああああ!!?」
持ち上げられ調理台に背中から叩付けられるノーラ。
調理台はノーラとギビーの体重で真っ二つに砕けてしまった。
よろよろ立ち上がるノーラ。
ギビーもなんだかヘロヘロで、机を支えにしている。
「うわぁああああ!!!」
「わぁあああ!!」
先に回復したのはノーラ。
ギビーにとびかかり、掴み掛る。
しかし、その奥はガレージに続く階段。
二人もみくちゃになってごろごろ階段を下っていく。
ぎょっとしたのは、下の録音ブースで待っていたカーリーたち。
ギビーとノーラが一緒にもみくちゃになって転がってきた!?
どっちが優勢なんだろ?
とりあえず、どっちも起き上がりファイティングポーズをとる。
「頑張ってギビー!」
「やれギビー」
「そこだ、行け!」
カーリーたちが口々に応援する。
しかし、このタイミングでノーラがギビーの突きだした手をつかんで、ひねり倒す。
柔道か何かやってたんですか!?
そのまま捕まえようとするが、ギビーは仰向けから足をつきだしてノーラを足投げにする。
「うぉぅ……」
背中から床にたたきつけられたノーラ。
けっこう大きな音がしましたよ。
ノーラもギビーも倒れた姿勢、どっちが起きるのが先か……と言うところでギビーはごろんと転がり距離を詰めて、両足でノーラの足を挟みねじり倒す。
「ギビー頑張って!」
「よし、ギビーその調子だ!」
「うわぁ!!」
「この、怪物!」
「きゃああ、モリース助けて!!」
「キックだキック!」
ギビーがノーラを後ろから羽交い絞めにする。
これで動きを止めたかと思いきや……ノーラが思いっきり上げた腕からひじ打ちを叩きこむ。
ギビーがよろけたところで腕を一本つかんで、グルグルと振り回す。
相手が立ってるジャイアントスイングみたいな?
「ギビー頑張れ!」
「負けないで!」
「わぁあ、わぁああああ!!?」
そのまま投げ出されたギビーは録音ブースの壁に激突。
かろうじて立っているという具合で、足元はふらふら目線も定まらない。
「どやぁ!」
「うぉ、うぉぉぉぉ!?」
ノーラの蹴りで吹っ飛ばされて、壁際の段ボール箱にぶつかるギビー。
何が詰まってたのか知らないが、ギビーがぶつかった瞬間、何か紙屑のようなものが噴き出す。
ギビーはへたり込んで、立ち上がれない。
「あぁぁぁぁあ……」
「たのむたのむギビー!」
「立って、立って!!」
「立ってくれ!」
「たってたって!」
「ギビー!」
「負けちゃダメ!」
「頼むよギビー!」
「やらなきゃダメ!」
カーリーたちは半狂乱でギビーに立ち上がるように懇願する。
「頑張ってギビー!」
「立ってくれ、頼むから!」
「負けないでギビー!」
「負けるな、お前しかいないんだ!」
「頑張れ!頑張れ!」
「絶対勝てる!」
「ギビー、ギビー!!」
ギビーがよろよろと立ち上がる。
唇に指を触れて、血が流れている――さっきのドタバタで唇を切ったか――のに気付き、闘志がメラメラ燃え上がる。
……なんかブルース・リー映画でそういうのあったような。
そして、おもむろにシャツを脱ぐギビー。w
「ギビー!」
「行ける、負けるな!」
「行くんだギビー!」
「行けー!」
「負けないで!」
「うわぁああああああああああ!!!」
上半身裸のギビーが突っ込んでいく。
ノーラに掴み掛り、そのままの勢いで壁に向かって突っ込み、壁に釘付けにする。
棚が崩れ、落ちて来たものにうずもれるノーラ。
それでも立ち上がり、またギビーと戦う。
ノーラがとびかかりギビーを下に敷く。
と、そこによっちよちとガッピーが下りてくる。
「頑張ってギビー!
行ける行ける!」
「ギビー!!」
「ガッピーだ!?」
「何でギビーの弟がここに?」
「知らないよ!」
ここでカーリーたちがガッピーに気づく。
なんでここにいるのかわからないが好都合。
鍵を取って開けて貰おうとする。
「ガッピー、それとってこっち来て!」
「こっちこっち!」
「ここだよここに入れて!」
「そう、入れて!」
その間ギビーと取っ組み合いをしているノーラはまだ気づいていない。
「さぁ早く!」
「そう、そこ!」
ついにドアが開き、抜け出すカーリーたち。
「ありがと、やったね!」
「よくやった、ありがと!」
「うわぁああ!
ギビー、もう良いのよ!」
ギビーに助力し、ノーラを捕まえようとするカーリーたち。
しかしノーラはあの細い体のどこにあんな怪力があるんだか、なかなか止まらない。
それでもケンカ慣れしたサムに腕を後ろ手に取られてしまう。
「やめろって、やめろ!」
「良いから離れろって!」
「放してよ!」
「やめてやめて!」
「ともだちなのに、こんなのひどいじゃない!」
もうむちゃくちゃでギビーはノーラから引きはがそうとしても野獣のように暴れて離れない。
でも、ガッピーだけつまんなさそうに退屈顔してます。w
「し〜っ……」
「あぁ……なんだか……」
「ししし〜……」
「眠い……」
「し〜〜……」
サムが変な声――ヘビが舌を突き出して立てるような音――を出しながら、ノーラの肩あたりの筋をつかむと急にノーラの動きが緩慢になり、意識を失ってしまう。
どさり、床に倒れ伏すノーラ。
なにこの謎拳法?w
スタートレックのバルカン人の使う、バルカン神経つかみみたいな秘術のパロディなのかなぁ……。
そういや、ディズニーXDのドラマ『ジーク&ルーサー』でもきっつい美少女のジンジャー様がこういう技を使ってました。
とりあえずこれで一件落着……。
「うふふふふ」「ふふふふふ」
ニワトリのモリースがノーラの胸の上に乗る。
安堵して自然にハグしあうみんな。
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「来てくれてると思った!」
「あぁ……」
「おめでとさーん」
「ありがとな」
「あぁ、ありがとう!」
「ギビー、良かった」
「どうなることかと」
「最高、ギビー!」
みんなでギビーの活躍に礼を言う。
ノーラの家のおまけ写真。
そして、カーリーの家に戻ってくるみんな。
ついにギビーの希望通り、キャンプです。
家の中でキャンプファイアーしてソーセージを焼いています。
スペンサーが机をぶつけたり、配線を壊したせいもあるのかも……いやまぁ、後ろの電飾がついてるってことは電気は来てるんでしょうけど。
「は〜、やったね。
これがキャンプだ」
「アーハー」
「ほらな」
スペンサー、偉そうに言うけど、まだ部屋の中むちゃくちゃです。
キッチンカウンターを押しつぶした御影石の板も取り除かれていないし、柱には大きなへこみがあるまま。
キッチンの明りもありません。
……それに、きっと天井も抜けたまま。w
「ねぇ、カウンターの修理、派手にやったわねぇ」
「それはもう大丈夫。
プロにリフォーム頼んどいたから」
「良かった」
結局プロに頼むことにしたスペンサー。
変に意地貼らずに最初からそうしてたらよかったのに。w
「だけど、そのノーラって娘、どんな娘?」
「これだよ」
「……なんで床で寝てるの?」
サムがケータイでスペンサーに写真を見せる。
「寝ちゃったからよ」
「……サム、急所押したな?」
「そっ!」
「お腹に乗ってるのは?」
「ニワトリ」
「へへ」
こういうシーンの写真か。w
やっぱ、サムの謎のつかみ技は秘孔を突くような、秘術なのか。w
「警察呼んで良かったかなぁ……」
「呼んで当然!」
「そうだけど……ノーラもさびしかったのかも。
出前も取ってくれたし」
「塀の中で友達ができるかもよ?」
「そうだけど、囚人服の友達じゃ……」
カーリーはあれだけされたってのにまだノーラに同情的。
最初からノーラに良い印象の無かったサムは最後まで厳しい。
ガッピーがギビーに耳打ちする。
「なぁ、そうだ、みんなで歌うたおうか?」
「良いよ」
「そうだよ、歌おうよ!」
「やだ!」
「良いけど、あーじゃあ、これ!
棚に百本のミルク、棚に百本のミルク♪」
「一つとって、蓋を取って〜」
「「「「「「空になるまでぐっと飲もう!」」」」」
みんな楽しく歌う。
ノーラに強制されたから苦しかっただけで、本当は楽しい歌なのだ。
さて、来週から日付変更。
水曜日放送です。
ちゃんと予約予定は変更したかな?
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